【メルセデス・ベンツ】CLA、Aクラスは後部座席が狭い【FFなのに・・・】

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 メルセデス・ベンツのAクラスファミリー(A、Bクラス、CLA、GLA、GLB)ばCセグメントの前輪駆動(FF)ベースの車です。

 一方、Cクラス以上はエンジン縦置きの後輪駆動(FR)ベースであり、成り立ちは大きく異なります。

 一般的にFRよりもFFの方がプロペラシャフトなどの影響がないため車内空間を広く取れると言われています。

 ところが、CクラスとCLAを比較すると後部座席はFFのCLAの方が狭いです。

 クーペフォルムだから頭上空間が狭いのは仕方ないとしても、CLAと同じ成り立ちのAクラスやCLAシューティングブレークでも後部座席の膝前空間は狭いです。

 前席を低めに座らせるパッケージングのため前席の乗員は足を前に投げ出す形になるためシートを後ろ気味にセットしてしまうという影響も大きそうです。

 そしてホイールベースはCLAやAクラスはCセグメントとしては上等の2730mmを誇りますが、それでもCクラスの2865mmには敵いません。

 結局のところ、ホイールベースと全長が長いCクラスはスペース効率の不利を逆転して、結果的に広い後席空間を手にしているということのようです。

 ちなみにAクラスやCLAと同じホイールベースながら、前席をアップライトのポジションで座らせるBクラスやGLAに関してはCクラスよりも広い後席空間を手に入れています。

 後席の居住性重視で車を選びたいという場合はBクラス、GLA、GLBは良い選択肢になるでしょう。

 ただし、乗り味に関してはCクラスは本当に秀逸であるので、Cクラスに乗ってしまうとAクラスファミリーとは超えられない壁を感じてしまうかもしれません・・・

 価格差があるので当然と言えば当然なのですが、Cクラスの中古はかなり安くなってきているので、意外と狙い目だったりもします。

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