私はCLA200dに乗っています。
現行CLAはCセグメントハッチバックのAクラスのプラットフォームを用いて作られています。
MFA2プラットフォームと呼ばれるもので、先代のMFAプラットフォームと比較してシャシー剛性が3割も高められています。
メルセデスのエントリーレンジを担う前輪駆動系のプラットフォームではありますが、かなりのコストをかけて開発されています。
確かに乗っているとドイツ車らしい抜群の直進安定性を感じることができますが、「カッチリしている感」はフォルクスワーゲン ポロの方が感じられるような気がします。
現行型のポロが実家にあるのですが、こちらは乗った瞬間にシート、足回り全てが硬質で「ザ・ドイツ車」という感じがします。
一方、CLAについてはメルセデスのAクラスファミリー(A、Bクラス、CLA、GLA、GLB)の中で最もスポーティでアジリティを追求した足回りのセッティングになってはいますが、ポロよりもしなやか系であることは間違いありません。
メルセデスらしい足回りのブッシュを動かすようなグニグニした適度な硬さの足であり、快適性の走行安定性を両立しています。
そういう面で、なんとなくボディ剛性の高さを実感しにくいのかもしれません。
さらにドアがサッシュレスとなっているため、ドアの開閉時の音の質感が高くないこともドイツ車らしさを感じにくくしているのかもしれません。
サッシュレスドアはウインドウガラスが半開きでドアがしまって、そのあどにウインドウガラスが上がることで剛性を確保する仕組みとなっています。
特別感はありますが、ドアの開閉時のかっちり感は普通の窓枠付きの車の方が感じられることは間違いありません。
ここまで、あくまで「剛性感」について書いてきましたが、走行高性能上は剛性が十分に高いことは間違いなく、国産車では味わえない高速走行での安心感を享受できることは間違いありません。
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