【メルセデス・ベンツ】MFA2プラットフォームの優秀さ【高コスト】

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 私のCLA200dなど,現行のメルセデスの前輪駆動車,いわゆるAクラスファミリーにはMFA2と呼ばれるプラットフォームが採用されています.

 シャシー剛性は先代のMFAプラットフォームと比較して約3割も高められています.

 遮音や防震対策にはCクラスのノウハウも投入されているとのことです.

「ヘイ!メルセデス、ちょっと熱くないかい?」
MBUXは今年1月、米国ラスベガスで開催されたCES (Consumer Electronics Show)で発表された最新技術だが、上位モデルのSクラスやEクラスではなく、あえて量販モデルのAクラスから導入する。

 そんなMFA2プラットフォームは日産とダイムラーの小型高級車共同開発計画で共有される予定でもありました.

 しかし,MFA2プラットフォームがあまりにも高コストであったため,日産の高級車ブランド「インフィニティ」として使用したとしてもコストを吸収できないと判断され,計画は中止となってしまっています.

 それほどまでにコストをかけて製作されたプラットフォームなのですね.

日産と独ダイムラーの小型高級車開発、コスト問題などで急ブレーキ=関係者
[パリ 5日 ロイター] - 日産自動車と独自動車大手ダイムラーの小型高級車共同...

 確かにCLA200dに乗っていて,しっかりとしたボディ剛性は街乗りレベルでも実感できますし.高速道路における抜群の高速安定性はこのシャシーの恩恵が大きいと思われます.

 遮音性についてはエンジン音についてはディーゼルエンジン搭載車でも非常に上手に遮音してくれています.

 ロードノイズについてはCセグメントなりというレベルではありますが,ここらへんは仕方ない部分ですね.

 そして,高剛性ボディはいざという時の衝突安全性にも寄与していると思います.

 もちろんCLAは欧州の衝突安全基準「Euro NCAP」で5スターを獲得しています.

Official Mercedes-Benz CLA 2019 safety rating
Euro NCAP safety rating of the Mercedes-Benz CLA 2019: detailed results, crash test pictures, videos and comments from experts

 輸入車は確かに国産車と比較して割高感はありますが,豪華な快適装備ではなく,車の基礎基本となるプラットフォームに大きなコストをかけて製作されているのだということを感じさせるエピソードですね.

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