私はCLA200dを2019年に購入しました。
当時はCLA200dの車両本体価格が472万円でした。(私が購入したタイミングでは消費増税にギリギリ間に合ったのでさらに2%安かったですが)
デビュー当時はナビゲーションパッケージが18.7万円のオプションだったり、レーダーセーフティパッケージが25万円のオプションだったりしましたが、今と比べればはるかに安かったです。
現在はこれらのオプションが標準装備化されたとはいえ、CLA200dの本体価格は592万円です。
なんとクラウンスポーツZの価格590万円を超えてしまっています。
クラウンスポーツのハイブリッドグレードは現在はZのみというシンプルな構成です。
Zは本来であれば最上級グレードですが、現在は納期短縮のためにZのみとシンプルな構成にしているようです。
最上級グレードだけあって、パノラマルーフ11万円以外はオプションは無く、もともとがフルオプションの状態です。
21インチアルミホイール、ステアリングヒーター、10スピーカープレミアムサウンドシステム、シートベンチレーター、電動チルト・テレスコピック、後輪操舵、アドバンスドドライブ(40km/hまでの渋滞時ハンズオフOK)など、CLAにフルオプションとしても付けられない豪華装備まで満載されています。
CLAではこれらの装備は諦める必要がありますし、アダプティブハイビームや本革シート、プレミアムサウンドシステム、ヘッドアップディスプレイなどはAMGラインやアドバンスドパッケージなどを装着しなければ手に入れられません。
CLAの方が優っている装備はアンビエントライトの派手さくらいかもしれません・・・
本体価格がクラウンスポーツと同等のCLA200dですが、現在、フルオプションにすると車両価格のみで713万円になります。
ざっとクラウンスポーツよりも100万円以上割高になってしまいます。
それで装備は劣っており、シャシーもCセグメントのAクラスベースであることを考えると、割高感は否めません。
メルセデスブランドと希少性、欧州車らしい抜群の直進安定性、ディーゼルエンジンの高速燃費などは売りになりますが、冷静に比較検討するとクラウンスポーツがいいと思われる方が多いのではないでしょうか?
同じことはSUV対決して考えた場合のGLAにも言えます。
GLAをフルオプションにすると電子制御ダンパーが備わるというメリットはありますが、それでも車両価格は764万円となります。
クラウンスポーツよりも車格が小さなGLAですがクラウンスポーツとライバルとも言えないレベルに高価ですね。
メルセデスの既存オーナーとしては昨今の円安・値上げでプレミアム感が高まった気はしますが、次の乗り換えは普通に国産車でいいやと思ってしまいそうです・・・
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