私はCLA200dに乗っています．
CLA200dにはOM654q型直列4気筒ディーゼルエンジンが搭載されています．
ガラガラ音は発さず，静粛性に優れたエンジンで最大トルク320Nと十分なトルクを発揮してくれます．
高速燃費は25km/L以上を出すことも容易であり，経済性も高いエンジンです．
基本的には大満足しているのですが，それでもたまにガソリンモデルが恋しくなることもあります．
アイドリング時のステアリング振動
これも気にしなければ全く気にならないのですが，CLA250と乗り比べてしまうとステアリング振動は大きめです．ちなみにAMG45Sはガソリンですが，結構ブルブルしていたおりCLA200dと同等レベルのステアリング振動でした・・・．
高回転域の伸び
CLA200dは中間加速などでは想像以上にグイッと前に加速してくれますが，そこからベタ踏みした際の「伸び感」は少ないです．全開時は中間加速の力強い感じから想像するよりはパワーがありません．
CLA200dはアクセルペダルを半分くらいまで踏むレベルでは素晴らしい加速性能で応えてくれますが，ベタ踏みでは期待ほど伸びない感じです．
一方，CLA250以上になるとアクセルペダル半分くらいまでの加速は意外と穏やかですが，ベタ踏みした時の加速感は痛快です．
スポーツモードでの変容
CLA200dはスポーツモードにしても高回転域の伸び幅が少ないので，あまり楽しくありません．その点，ガソリンモデルはスポーツモードにすると一気に加速が鋭くなるのでキャラ変の幅が広く，スポーティードライブを楽しみたい時に思う存分楽しめると思います．
4MATICのトラクション
CLA200dは前輪駆動モデルしか設定がありません．アクセルをベタ踏みすると前輪が空転して加速に水を差されることがあります．その点，CLA250以上は4MATICになっているので加速時のトラクションの良さが違います．四駆ならではのトラクションで全開加速する楽しさはCLA200dよりも遥かに痛快です．
まとめ
ディーゼルのステアリング振動やエンジン音は思ったよりも全然気になりませんが，250以上のモデルの高回転域の伸び感はディーゼルとは雲泥の差です．日常域ではむしろ低回転域のトルクのある200dの方が力強いと感じるシーンもありますが，スポーティードライブをした時の楽しさは250以上の方がかなり上です．実際，日常使用で高回転まで回すシーンはほとんどないですし，燃料代，燃費，新車の価格差を考慮すると200dの方がコスパのいい選択肢であることは間違いありません．ただし，たまにはガソリンモデルの痛快な加速を楽しみたいと思ってしまうオーナー心なのでした・・・．実用車として捉えると200dで十分以上の加速力なので，250以上は実用性よりも趣味性を優先する選択肢なのは間違いないと思います．
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