私は2019年の現行型デビュー時の初期ロットでCLA200dを購入しました．
2019年初頭にワールドプレミアされていたので写真は見ていましたが，実車は見ずに購入を決断しました．
試乗も当然できませんのでサスペンション形式は異なりますが，同じパワートレインを搭載するA200dに試乗しただけで決断しました．
そんなCLA200dの魅力について多方面から考察してみたいと思います．
とにかくデザイン！
クーペフォルムが好きな私にとっては比較的手が届きやすい価格帯でメルセデスが新型CLAをかっこいいデザインで出してきてくれた時点で心に刺さりました．
ヌメっとした流線形のフォルムとCLSよりもかっこいいと感じるリヤの造形は100点満点です．
フロントはヘッドライトがほんの少しスバル車っぽい気がしなくもないので95点ですねw．
インテリアは2連ワイドスクリーンが未来的な印象を醸し出していますし，派手なクラシックレッド色のAMGレザーエクスクルーシブパッケージを装着しているので華やかさも十分以上です．
本革がゴワついている等，細かい質感にはツッコミどころもありますが，インテリアも88点ほどはつけられると思います．
走行性能は及第点
エンジンは評判のいいOM654q型の2L直4ディーゼルです．高速燃費は25km/L程度は普通に達成できるほど抜群にいいですし，エンジン回転の音もディーゼルを意識しない程度に静かです．
細かいエンジン振動はありますし，よりプレミアムな車種と比較するとCセグメントなりという評価になる方もいるかもしれません．
サスペンションについても電子制御ダンパーを搭載しないコンベンショナルなメカサスなので，低速域で路面が悪いとユサユサ揺すられるようなシーンもあります．
静粛性もCクラス以上とは明確に差別化されているので，プレミアムサルーンっぽい乗り味を期待して買ってはいけませんw．
全領域でプレミアムな乗り心地は達成していません．走行性能は80点程度でしょうか．ドイツ車らしい硬質な乗り味の中にもメルセデスらしい落ち着いたステアリングフィールが光るので私は好みです．
コストパフォーマンスはどうなのか？
CLA200dは私が購入した時点ではフルオプションで600万円弱でしたが，現在は100万円程度値上がりしてしまっています．
とはいえ，他車も値上がっているので相対的な立ち位置は変わっていないでしょう．
まず，メルセデスのブランド料は含まれていることは間違いないです．
メルセデスのバッヂがついたかっこいいコンパクト4ドアクーペというだけで刺さる人には商品力は非常に高いと思います．
純粋に快適性などを重視するのであれば同じ価格帯でもボルボのS60などの方が総合的な満足度は高いのかもしれませんが，やはりブランド力とデザイン性をどこまで重視するかによってコストパフォーマンスの評価は変わってきそうです．
私は特にブランド志向ではありませんでしたが，かっこいいデザインの車で「しかもメルセデス・ベンツにこの値段で乗れちゃう」ということで個人的には即決レベルで刺さりました．
車に詳しくない人にとってはメルセデス・ベンツの流麗なセダンというだけではるかに「高見え」した評価をしてくれますし，別に見栄を張りたいわけではなくてもオーナーになってメルセデスベンツの威光はしばしば感じさせられています．
ベンツに乗るということがなんとなく身の丈を上げてくれているような気もしますし，仕事へのモチベーション向上にも寄与していると思うといい買い物だったのかなぁと思います．
いざという時の衝突安全性という安心も買えているのもある意味いい感じの「言い訳」に使えますし．
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