私はデザインに一目惚れして現行CLA200dの初期ロットを購入しました。
この価格帯の車としては出色の出来と言えるデザインだと個人的には思っています。
ただ、そんなCLAに5年近く乗っていると、デザイン上の欠点も見えてきたりもします。
フロントオーバーハングが長い
CLAは前輪駆動のAクラスをベースに設計されているので、どうしても後輪駆動のCクラス以上と比較するとフロントオーバーハングが長くなってしまいます。
このように比較すると前輪の位置が一目瞭然で異なります。
この違いによりCLAはホイールベースが短くなってしまい、伸びやかな印象を得るにはもう一歩という印象になってしまいます。
そしてフロントオーバーハングが長いとリップの低さも相まって、段差では気を遣うことになってしまいます。
このあたりはFFベースのデザインの限界を感じさせられる部分です。
押し出し感
現行CLAは薄型のヘッドライトを採用し、低いボンネットのデザインとなっています。
良くも悪くもスポーティさを重視したデザインであり、正面から見た場合の押し出し感は意外と控えめです。
純粋な車幅ではCLAの方が10mmワイドなのですが、Cクラスの方がボンネットの厚みがあり、押し出し感があります。
CLAの方がスポーティではあるのですが、良くも悪くも華奢な印象になってしまうのは変わりありません。
Cクラスとの比較だけでなく、より大きなサイズの車と並ばれるとCLAは「所詮Cセグメントベース」という印象は滲み出てしまいます。
まとめ
Cセグメントベースの4ドアクーペとしてはよく出来たデザインだと思いますが、上記のような限界も見え隠れします。
CLAは扱いやすいボディサイズであるという利点もあるので、仕方ありませんが、圧倒的な高級感を求める方には全く不向きだとも言えると思います。
それでも国産コンパクトカーなどと並んだ際には別格の存在感は放ってくれますが。
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