今日はCLA200dに搭載されているマルチリンク形式のリヤサスペンションの価格について考察してみます.
実はAクラス,AクラスセダンではA250以上がマルチリンク搭載ですが,A180,A200dはトーションビームになります.
マルチリンクの方が左右独立した動きが得られるので,上級なサスペンションとされています.
され,そのマルチリンクサスペンションの価格はいくらなのでしょうか?
AクラスセダンとCLAのグレードごとの装備は基本的に同等なので,『CLA250 4maticとCLA200dの価格差』から『A250 4maticとA200dの価格差』を引くとマルチリンクサスペンションの値段が分かることになります.
さて,『CLA250 4maticとCLA200dの価格差』は566-504=62万円です.(エンジンの差額のみを反映しています.)
一方『A250 4maticとA200dの価格差』は517-446=71万円です.(エンジンの差額に加えて,サスペンション形式の差額も反映しています.)
というわけで,その価格差の差は71-62=9万円となります.
つまりリヤサスペンションをトーションビームからマルチリンク化するコストは9万円ということができます.
なお,実際,代車などでトーションビームのA180などに乗ったことがありますが,そこまで大きな差はありません.ですので,この9万円が高いか安いかについては判断が難しいです.ただし,高速域での安定性や荒れた路面などではマルチリンク優位になると思われるので,CLA180やCLA200dはFFモデルでもマルチリンク化されているのはスポーティーな車のキャラクターに合っていると言えるのかもしれませんね.
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