フランス車のブレーキフィールがカックンブレーキになりがちという話を見聞きします.
今回,DS3クロスバックに乗って,ブレーキフィールがメルセデスのCLA200dとどの程度異なるのかじっくり確かめてみました.
カックンブレーキ度は?
確かにDS3クロスバックのブレーキは停車直前に引っかかり感が少しあります.
CLA200dは丁寧に操作すればタイヤが停止したタイミングがわからないくらい繊細に停車させることができますが,DS3クロスバックはタイヤが停止した瞬間を感じ取ることができてしまいます.
ただ,露骨にカックンブレーキで不快だというほどではないので,実用的にはほとんど問題ないと言えるとは思います.
渋滞でのACC作動中は?
全車速追従クルーズコントロール(ACC)を作動させて渋滞を走行している場合は両車のカックンブレーキ度は同点だと言えます.
どちらもほどほどにカックンしながら停車することが多いです.
微低速領域のACCの速度コントロールはアイシン製8速トルコンATを擁するDS3クロスバックの方がより滑らかな加減速ができている印象です.さらに完全停車までする際の車間距離はCLA200dはちょっと詰めすぎな感じで心臓に悪いのでDS3クロスバックの方が安心して渋滞追従させることが可能だと感じます.
ただ,微低速領域以外でのシフトアップなどはCLA200dのDCTよりもむしろDS3クロスバックのトルコンATの方がシフトショックがあるので,一長一短ですね.
まとめ
フランス人は歯切れのいいATとブレーキが好きなのかもしれません.ドイツ車と比較すると滑らかさに欠けると感じるシーンもありますが,普段使いでブレーキフィールやATフィールだけを理由に敬遠するほど酷いものではないと言えると思います.昨今のプジョー,シトロエン,DSはフランス車ですが,日本のアイシン製の8速ATなので,信頼性自体は高そうなので安心感があるのもメリットだと思います.
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