昨日は新型C200のモード燃費について記載しました.
今日はC220dについてです.
新型C220dは従来からのOM654エンジンにISGを新規に組み合わせたパワーユニットになっています.
メルセデスはこれまでガソリンモデルにBSG,ISGを搭載してきていましたが,ディーゼルモデルのマイルドハイブリッド化は今回のCクラスが初めてです.
新型C220dアバンギャルド(車重1750kg)のWLTCモード燃費は20.5(市街地14.1,郊外18.6,高速21.2)です.
先代後期型のC220dローレウスエディション(1650kg)はWLTCモード燃費が18.9(市街地13.6,郊外16.8,高速19.2)でしたので,1.6改善しています.
なお,先代Cクラスと同じハイブリッドではないディーゼルエンジンを積む現行E220dスポーツ(1800kg)はWLCTモード燃費16.8(市街地13.4,郊外16.6,高速19.2)とさらに低めです.
なお,CLA200d(1570kg)はハイブリッド化されていませんが,1クラス下の軽さを武器にWLTCモード燃費20.0(市街地14.0,郊外18.2,高速22.6)と新型C220dに肉薄する数値です.
ただしエンジンのトルクはCLA200dは320N,E220dは400N,新型C220dは440N+モーターの208Nと大きく異なります.
やはり新型C220dのISG搭載によるマイルドハイブリッド化は燃費と走行性能の底上げにかなり貢献しているようです.
ISGは故障すると高くつくかもしれませんが,電動化時代を見据えて必須であったものと思われます.
Aクラスファミリーも近い将来マイルドハイブリッド化されていくのかもしれませんね.現行型のマイナーチェンジで導入されるのか,次期型までお預けなのかも含めて楽しみでもあります.
今回のCクラスは先代よりもかなりお高くなりました.Aクラスファミリーはさらにエントリークラスであり,コストへの制約も厳しいのでメルセデスとしても悩ましい決断を迫られることになるのかもしれません.
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