現行Aクラスは本当に“最後”なのか

Aクラスは、メルセデスのエントリーモデルとして長年ブランドの裾野を広げてきた存在です。
しかしここ数年、「現行型が最後になる」という話が海外メディアを中心に広まり、大きな話題になりました。
背景にあるのは、世界的なSUVシフトと収益構造の見直しです。
コンパクトハッチバックは販売台数こそ多いものの、利益率の面ではSUVや上級モデルに劣るとされています。
そのためメルセデスはラインナップ整理を進め、小型車の種類を絞る方針を示してきました。
この流れの中で、「Aクラスは現行世代で終了」という見方が強まりました。
ただしこれは“完全終了”というより、従来のハッチバック像が変わる可能性が高い、という意味合いで語られることが増えています。
後継モデルは“形を変えて”登場するという見方
業界関係者や欧州メディアの報道では、Aクラスに相当する新しいエントリーモデル自体は計画されているとされています。
ただし、その姿は従来の低いハッチバックではなく、より車高の高いクロスオーバー風になる可能性が高いと言われています。
これは単なるデザイン変更ではなく、市場ニーズへの適応だと思われます。
SUVブームでもあり、現在の購入層は、乗り降りのしやすさ、視界の高さ、実用性を重視する傾向があります。
そのため次世代モデルは、
・やや背の高いボディ
・広い室内空間
・SUV的なスタイリング
といった要素を取り入れると予想されています。
一部では、かつてのAクラスとBクラスの役割を統合したような、新しいコンパクトクロスオーバーになるという見方もあります。
次世代プラットフォームと電動化の方向性
後継モデルには、メルセデスの新世代アーキテクチャが採用されると見られています。これにより、電動化を前提とした設計が可能になります。
メルセデスは今後、EVとハイブリッドを中心としたラインナップ構成を強める方針です。そのため後継Aクラス相当モデルも、
・電気自動車版
・ハイブリッド版
といった複数のパワートレインが用意される見通しです。
これは単に環境規制への対応だけでなく、都市部での使いやすさやランニングコストの面でもメリットがあります。
デザインはどこへ向かうのか
具体的なデザインはまだ未定ですが、予想では「ハッチバックとSUVの中間」のようなシルエットになると言われています。
これは近年のコンパクトSUV人気を強く意識した方向性です。
従来のAクラスが持っていたスポーティで低いスタンスとは異なり、より幅広いユーザー層に訴求するパッケージになる可能性があります。
ライバルとの関係も変わる可能性
もしAクラスがクロスオーバー路線へ移行すれば、従来の直接ライバル関係にも変化が生まれます。
例えば、
・BMW 1シリーズ
・Audi A3
といったプレミアムハッチバック勢とは、キャラクターがやや異なる立ち位置になるかもしれません。
その代わり、小型SUVや都市型クロスオーバーとの競合が強まると予想されます。
まとめ:Aクラスは“終了”ではなく“進化”
現時点の情報を総合すると、「Aクラスが完全に消える」というよりは、「形を変えて次世代へ移行する」と考えるのが自然です。
・現行ハッチバックは最後の世代になる可能性が高い
・後継モデルはクロスオーバー寄りになる見込み
・電動化を前提とした新世代設計
・より実用性重視のパッケージ
つまりAクラスは、時代の要求に合わせて再定義されようとしている段階にあります。
「Aクラス」という名前は変わるかもしれませんが、今後も後継となるエントリーモデルは設定される可能性が高そうな展開ですね。
ただ、クロスオーバー風となると、GLAとの棲み分けが難しくなってきそうです。
GLAよりが車高が低めのスポーティーなクロスオーバーという感じで売り出すのかもしれませんね。


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