【メルセデス・ベンツ】CLA180は高速域でパワー不足か?【200dと比較】

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 私は普段CLA200dに乗っていますが、先日CLA180を代車で乗りました。

 後期型のBSG搭載モデルです。

 前期型では1.33Lの純ガソリンモデルで200Nmでしたが、後期型では同じ1.33Lのエンジンで136馬力は同一ながら最大トルクは230Nmに引き上げられています。

 さらに10kW、58Nmの電気モーターが組み合わされます。

 高速道路をハイペースで飛ばすテストをしてみましたので、200dを比較した印象を書きたいと思います。

 日本の速度域なら特に大きな不満はありません。

 ただ、市街地レベルの速度域よりもモーターのアシストは感じにくくなるので、法定速度を大きく超えるようなレベルでは加速力が鈍ります。

 センターモニターでエンジントルクを確認することができますが、実はアクセルベタ踏みでも230Nmを常時出してくれるわけではなく、実際は200Nm程度に収まってしまうことが多いです。

 230Nmは瞬間的にしか出ません。 

 一方、CLA200dはアクセルベタ踏みだと320Nmを出し続けてくれます。

 法定速度を上回る領域での加速の伸びは流石に180よりも200dの方が優秀です。

 エンジン音については180の方が高回転になりますが、それでもディーゼルよりは元々の静粛性が高いのでトータルの高速巡航の静粛性は大差ない印象でした。

 CLA200dも絶対的なパワーは150PSしかないので、本場ドイツのアウトバーンで200km/h程度で巡航する場合は不足を感じるのかもしれません。

 ただ、日本国内で常識的な乗り方をする分には全く不満はありません。

 CLA180は高速燃費も意外と優秀なので、走行距離が年1.5万キロ以上乗るという人以外は180の方がトータルの満足度は高いかもしれません。 

 200dは燃費、燃料代(軽油)ともに180よりも安いですが、煤がたまるトラブルが出るリスクなどを考慮すると180の方が安心感があると言えるかもしれません。

 BSGのマイルドハイブリッドシステムの故障リスクまで考慮すると前期型180が一番の安牌なのかもしれませんね。

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