メルセデスのディーラーに行くと,CLAとCクラスが並んでいる光景をよく見かけます.
CLAとCクラスの成り立ちについては下記記事をご参照ください.
現行Cクラス(W206)がデビューした時は,プレーンで無難なデザインになったなぁという印象を抱いていましたが,最近は街中でCクラス(特にAMGライン顔)を見かけると,素直にかっこいいと感じるようになってきました.
メルセデスは現行CLSのサメ顔などでも登場当初は「やっちまったか?」と感じさせるようなデザインで導入して,その後,時間経過とともに,だんだんかっこよく感じさせてくるのは本当に上手だと思います.
さて,今回はCLAとCクラスのフロントを比較してみたいと思います.
CLA(前期型)
Cクラス
CLA(後期型)
いずれもメルセデス公式サイトの画像です.
こうしてみるとCLA後期型のバンパー形状はかなりCクラスに寄せてきていることが分かりますね.
写真ではわかりにくいかもしれませんが,実際にCLAとCクラスを並べてみると,Cクラスの方がボンネットフードの厚みがあり,押し出し感,重厚感を感じます.
一方,CLAは低く構えたボンネットでスポーティーではありますが,どちらが高そうかと言えばCクラスの方が高そうに見える気もします.
CLAの方が実は全幅は10mmワイドなのですが,意外と華奢に見える角度もあります.
また,前輪駆動の宿命として,後輪駆動のCクラスよりもフロントオーバーハングが長くなるため,サイドからのみた時に,フロント周りが重たく見えることもあります.
フロントドア前端からフロントタイヤ後端までの長さを比べると歴然とした差があり,それがそのままホイールベースの長さに反映されている印象です.
かなり似た顔つきながらも微妙にキャラクターを差別化しているメルセデスのデザインテイストは流石です.
一方,CLAはクーペ,Cクラスはセダンであるため,リアビューに関してはCLAの方が圧倒的に若々しくスポーティーです.
CクラスについてはライバルのBMW3シリーズあたりと比較しても,より落ち着いたデザインとなっています.
Cクラスの方が年齢層高めをターゲットにしているのかもしれませんね.
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