CLA200dのインテリアは2018年に国内で発売された現行Aクラスのデザインを踏襲しています.
ただ,ドアトリム上部のステッチが標準装備となっていたり,AMGレザーエクスクルーシブパッケージの際に装着されるアルミニウムパネルが本アルミ削り出しになっていたりと若干差別化されています.(Aクラスのレザーエクスクルーシブパッケージのアルミパネルはアルミ削り出しの質感ではなく,表面に光沢コーティングが施されている)
私はCLA200dのAMGレザーエクスクルーシブパッケージ付き(クラシックレッド/ブラックの本革シート)に乗っています.
今回はインテリアの質感についてオーナー目線でまとめたいと思います.
手の触れる部分は基本的にソフトパットかピアノブラック
ドアトリム上部やダッシュボード天面は全て合成皮革で覆われており,ステッチまでついています.
先代Cクラスでは後期型からはダッシュボードのステッチは省略されていました.
現行CクラスはAMGラインを装着しなければダッシュボードやドアトリムのステッチはつきません.
C220dオールテレインにはAMGラインの設定はないので,796万円もするのにステッチ無しです.
これらの点を考慮するとCLA200dは車格の割には内装は頑張っていると思います.
ドアの下部はハードプラですが,特に気になりません.
ピアノブラックが多いのは気になる
センターコンソールやエアコン吹き出し口まわりなどかなりの面積をピアノブラックで覆っています.
しっかりと指紋や埃などを除去できていれば見栄えはいいですが,放っておくと結構汚れが目立ってしまいます・・・
ここは評価が分かれる部分だと思います.
個人的には先代Cクラスの艶消しウッドパネルなどが結構好きでしたがAクラスファミリーにそこまでの質感を求めるのは酷でしょうね・・・.
アンビエントライトは美しい
アンビエントライトは近年のメルセデスのインテリアを象徴するようなアイテムです.
CLA200dにも大量のイルミネーションが仕込まれています.
温度調整に合わせてエアコン吹き出し口の色が変化するギミックなど,同乗者を驚かせることができるのもいいと思います.
上級クラスは最近はさらに間接照明のような配置になっていますが,CLAはLEDの発光チューブが見えているので,少しだけ質感面では劣るかもしれませんが,十分許容範囲です.
Cセグメントではダントツのキラキラ具合でしょうw.
2連のワイドディスプレイはかっこいい
先代Sクラスから始まった2連のワイドディスプレイのコックピットはパイロットのような気分にさせてくれもので私は非常に気に入っています.
最近のSクラスやCクラスなどではこれを廃止して,センターに巨大なモニターを配置するデザインとなっていますが私としては2連ワイドディスプレイの方が好きです.
本革シートの色,質感は改善の余地あり
CLAのレザーエクスクルーシブパッケージで装着される本革シートはナッパレザーではないのでかなりゴワゴワの硬い革です.
耐久性は高そうですが,高級感という点では微妙です・・・.
そして,クラシックレッド/ブラックというツートーンの配色も非常にかっこいいかと言われると若干疑問が残ります.
レクサスなどはもう少しかっこいいツートーンの配色パターンをしていますし,個人的趣味でいえばクラシックレッドよりも先代Cクラスに設定のあったワインレッドっぽい「クランベリーレッド」の方が高級感があると思います.
ですがCクラスは現行型は「パワーレッド」という派手な赤を採用してしまっているので,もう渋い赤の内装は期待できなさそうです.
とはいえ,CLA200dで赤い内装を選ぶと車内が明るくなりスポーツカーのような雰囲気にもなるので気に入ってはいます.
まとめ
Cセグメントとして捉えるとライバル不在の質感の高さだと思います.
Dセグメントと比べると素材の質感などで若干劣る部分も出てきますが,それでも大きく見劣りするものではないと思います.
アンビエントライトは慣れてしまうと感動は薄くなりますが,それでも「特別な車に乗っている」という感じは得られます.
2021年秋の年次改良からはアンビエントライト全車標準装備となったのは朗報と言えそうです.
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