2022年5月10日 AUTO CAR JAPANに下記記事が掲載されました.
どうやらメルセデス・ベンツのドイツ本国のCEOであるオーラ・ケレニウス氏は今後の製品計画として量販店とライバルになるような車種は削減する移行を示したようです.
現在,Aクラス,Aクラスセダン,Bクラス,CLA,CLAシューティングブレーク,GLA,GLB,EQAと8種類ものボディタイプを有するメルセデスのコンパクトカー群は縮小,あるいは廃止となるかもしれません.
これらは前輪駆動(FF)であり,Cクラス以上の古典的なメルセデスの象徴でもある後輪駆動(FR)とは超えられない壁があると言われています.
最近はAクラス系のFFファミリーの方が販売数を稼いでおり(価格が安いので当然ではありますが・・・),メルセデスの稼ぎ頭となっていると私は思っていました.
しかしどうやらFF系は安い分,収益性が良くないのかもしれません.
また,メルセデスにのる客層も,古典的なメルセデスベンツのイメージからはだいぶ離れてきているのかもしれません.
メルセデスベンツ日本ではドラえもんとコラボするなど親近感をアピールするCM戦略を行なっていた時期もありましたが,ドイツ本国としてはよりプレミアムなブランドを目指す方針へ舵を切るようです.
同じドイツ御三家と言われるBMWやアウディよりも明確に高額な車種のみをラインナップして,よりハイブランドを目指すようです.
ポルシェやマセラティクラスのポジションまで行けるかは不明ですが・・・
もしも,本当にFF系ファミリーを廃止するのであれば,その分,販売台数は大きく減ることになりますが,本当に収益性が向上するのかは不明です.
私は現行型のCLA200dに乗っていますが,もしもこれらFF系ファミリーがこのまま廃止されるのであれば,それはそれで受け入れて,「プレミアムブランドにかつて存在した廉価車種」として末長く愛用しようとは思っていますw.
2022/5/29追記.続報がありましたのでこちらも併せてご覧ください.
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