2022年10月にドイツ本国で発表されたAクラスのマイナーチェンジ版は2023年にも日本国内へ導入される見込みです.
インテリアでの最も大きな変更はセンタータッチパッドの廃止です.
上記画像のように前期型と比較してセンターコンソールのスイッチ類は大幅に簡素化されます.
どう変わるか詳しく見てみましょう.
残されたスイッチは?
・DYNAMIC STLECT(運転モード切り替え):前期型は上下へ動かすダイヤル式でしたが,後期型ではボタン式に変化しています.
・ボリュームダイヤル
・自動駐車の起動ボタン(私はほとんど使ったことがありません・・・.)
・指紋認証:後期型から新搭載です.ユーザーごとのMBUXの関連のシステム設定を一括で変更できる機能が搭載されるようです.
削除されたスイッチは?
・タッチパッド:2本指でピンチイン/ピンチアウトすることで地図の拡大縮小ができて便利だったのですが・・・.
・車両設定ボタン:長押しで360度カメラを起動することができたので,狭い道でのすれ違いや幅寄せに重宝していたのですが・・・.
・お気に入りボタン:燃費などを設定しておけば瞬時に起動できて便利です.ただステアリングスイッチにも同じボタンはあるので,削除されても困らないかもしれません.
・NAVI/MAPボタン:ナビ画面を現在地に戻す時などに重宝していたのですが・・・.
・RADIO/MEDIAボタン:Bluetoothの接続機器の切り替えなどでよく使っていたのですが・・・.
・TELボタン:私は車から電話を発信することがほとんどないのでほとんど使っていませんでした.
・戻るボタン:これがあるとすぐに前のメニューに戻れて便利です.ステアリングスイッチにもありますが,助手席の人が操作する場合などを考慮するとセンターコンソールにも残してほしかったですね・・・.
・ホームボタン:こちらもステアリングスイッチにもありますが,助手席の人が操作する場合などを考慮するとセンターコンソールにも残してほしかったですね・・・.
・進む/戻る(タッチパッド上端を左右にフリックして使用):再生中の音楽を次のトラックへ進めたり戻したりするのに便利でした.
まとめ
上記のように大量のスイッチが削除されてしまいました.結局,センターモニターの画面をタッチして操作を行なってくださいということのようですが,同じ操作をするにしてもタッチする回数が物理ボタンと比較してかなり多くなってしまいます.ブラインドタッチも困難ですし,安全性の面でも懸念が残ります.360度カメラのワンタッチ起動もできなくなってしまいます・・・.
インテリアの質感低下というデメリットもあります.
半導体不足の影響もあるのだとは思いますが,露骨なコスト削減は残念ですね・・・.
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