今日は私のCLA200dはスポーティーなのかという点について考察して行きたいと思います．
一言にスポーティーと言っても，見た目なのか，エンジン性能なのか，サスペンションの設定なのか，ハンドリングなのかなど様々なファクターが組み合わされるので，評価は悩ましいです．
まず，見た目ですが，このコンパクトサイズにも関わらず流麗なクーペデザインを実現し，FFにも関わらず低く構えたボンネットラインを実現し，ボンネットにはパワードームも備えるので，十分スポーティーと言えるでしょう．
インテリアもAMGラインならヘッドレスト一体型のバケットシートになりますし，私のCLAは赤黒のレザー内装なのでスポーティーと感じます．
エンジン性能については150psで0-100km/h加速8秒台なので根本的に早い車ではないです．ただし，街乗りで少しの時間だけスパッと加速するようなシーンでは320N・mの大トルクで気持ち良い加速感を実現できます．高回転のエンジン音はまずまず快音ですが，ガソリンエンジンほどの伸び感はありませんし，スポーツモードに設定した時の気持ちよさはガソリン車には及びません．逆にCLA250であれば高回転の楽しみも味わえると思います．
サスペンションの設定はコンフォート性をギリギリ犠牲にしないレベルに硬めです．比較的路面がいいところでは適度にふわっとしたメルセデスライドを実現しており快適ですが，凹凸の激しい路面ではユサユサ感が出て上質とは言えない乗り味です．速度域が上がれば上がるほど，ピタッと路面に張り付く感覚が味わえるので，サスペンションの硬さとしてはスポーティーと言えると思います．
ハンドリングについては評価が悩ましいです．メルセデス伝統の少しダルッとしたハンドリングのため，クイックでピーキーなハンドリングを求める人にはスポーティーとは感じられないかと思います．そのため，ワインディングをハイスピードで駆け抜ける際の高揚感も少なめです．さらに重いディーゼルエンジンをフロントに積むFFレイアウトのため，回頭性はもっさり感じるシーンもあります．そういう点でからワインディングではスポーティーとは言えない印象です・・・．
その一方で，高速道路などでのステアリングのどっしりかつ滑らかな感触は絶品であり，高速道路をハイスピードで走るというシーンではスポーティーだと感じます．日本の高速道路の速度域であれば200dのエンジン性能で十分以上であり，高速道路でのゆとりもたっぷり感じられます．
以上の点から，特にメルセデスの上位クラスと比較するとスポーティーな味付けであることは明らかかと思います．あとはメルセデス特有のややダルッとしたハンドリングをどう評価するかによって，乗り手の感じ方が変わる車かなぁと思います．
私としては日々，ドライビングプレジャーを味わうことができているので満足しています．
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