【メルセデス・ベンツ】CLA200d 速度域別の乗り心地レビュー【欧州車らしさ】

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
未分類
スポンサーリンク

 CLAはフロント:ストラット,リヤ:マルチリンクのメカサスが全車標準装備です.

 Aクラスよりもスタビライザーは強化され,ワイドトレッド化されており,新世代FFプラットフォーム(MFA2)ファミリーで最もアジリティを重視したセッティングとなっています.

 そのシャシーに2Lディーゼルエンジンを搭載したCLA200dですが,速度域別の乗り心地についてレビューします.

0-10km/h

 この領域はディーゼルエンジンの「もわ〜」っとした音が少し入りますし,渋滞中などで加減速を行う際にはアクセル,ブレーキの操作を繊細に行わなければDCTのギクシャク感が出やすいです.ただし,ゼロ発進はトルコンと何ら変わらぬ滑らかさなので,全く問題ありません.

10-30km/h

 この領域はDCTのシフトアップがやや引っ張り気味の制御になっています.緩い加速でも1速,2速では平気で2000rpmを超えるまでシフトチェンジは行われず,やはりディーゼルの「もわ〜」っとした音が入るのが少し気になります.

30-60km/h

 市街地の一般道区間で最も多用するシーンです.この速度域になるとディーゼルエンジンの音はロードノイズに相殺されて全く気になりません.ただし,乗り心地の面ではまだまだ足の突っ張った感じはあり,マンホールの段差などでユサユサ揺すられるような状況は時折あります.路面が滑らかな場所であれば非常に快適です.

60-80km/h

 空いたバイパスなどでの速度域です.このくらいの速度から一気にフラット感が高まってきます.路面をしっかりと捉えながら,加速したい時には320Nのトルクです〜っと加速してくれて本当に気持ちのいい速度域です.

80km-120km/h

 高速道路の領域です.相変わらず直進安定性は素晴らしく,スポーティー感も感じられます.最高出力150psしかないディーゼルエンジンですが,加速力にはなんの不満もありません.一方,道路のつなぎ目などを乗り越える際のショックは大きめとなることが多く,もう少しだけしなやかさがあればロングツーリングが快適になるかなぁと思う部分でもあります.ロードノイズは速度相応にうるさくなってきます.

120km/h-

 アウトバーン基準の性能を持っているため直進安定性は問題ありません.コーナーではステアリングにそれなりに緊張感が伝わるので,しっかり減速して走行したほうがいいです.

まとめ

 欧州車らしく,高速域中心にfocusされたセッティングです.高速道路は本当に気持ちいいです.実用車として何の不満もありませんが,これ以上の静粛性や上質な乗り心地を求める方はDセグメント以上のプレミアムセダンをお勧めします.

コメント

タイトルとURLをコピーしました