新型Sクラスには大型のヘッドアップディスプレイが搭載され,リアルの先行車の後ろにロックオンするようにカラーでインジケーターが表示される機能が搭載されています.
これにより,車が先行車をしっかり認識しているという安心感をもたらします.
新型Sクラスにおいてこれができるのはドライバーの目の位置も把握し,ヘッドアップディスプレイの表示領域を調整しているからだと思われます.
CLA200dにはここまでの最先端なヘッドアップディスプレイは搭載されていませんが,Sクラス同様に安心感を得ることは可能です.
ベッドアップディスプレイ右およびデジタルメーター右側の円に前車との車間距離の情報を表示可能です.
前車との距離は約100mから認識します.
認識していると前車との距離を計算してACC(アダプティブクルーズコントロール)の追従速度を自然にコントロールしてくれますし,認識状況が分かるとこのまま追突してしまうのではないかという不安は皆無になります.
また,曲率半径の小さなカーブでも先行車を認識していることが確かめられるので,安心してACCに任せることができます.逆に急カーブで先行車を認識しなくなってしまった場合は先行車認識アイコンが消えることを参考に,勝手に加速し始めてしまう前にブレーキを踏むことが可能になります.
このように先行車の認識状況をリアルタイムで把握しておくことは安全運転上,非常に有益です.
ヘッドアップディスプレイの右側の表示領域はデフォルトでは速度標識の認識状況となっていますが,ここは先行車認識情報に変更しておくことをお勧めします.ヘッドアップディスプレイが搭載されていない場合も少なくともACC作動中はメーターディスプレイ右側の円には先行車情報の表示にしておくことをお勧めします.そうするとタコメーターは表示できなくなってしまいますが,ACC作動中にタコメーターの情報が分からなくても大した問題ではありませんので・・・.
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