メルセデス・ベンツとGoogleクラウドは2025年1月13日に戦略的パートナーシップを拡大し、自動車向けAIを活用したMBUX仮想アシスタントに新たな会話機能を導入すると発表しました。
これはGoogleのAI Geminiを使用して構築されたものをベースに独自のカスタマイズを行うことによりGoogleマップの情報を参照してナビゲーションを行ったり、ドライバーが興味のある行き先などについてパーソナライズした会話で応答できるようになるとのことです。
「レストランの評価」や「お店自慢の料理」などについて自然会話形式で質問すると適切に応答してくれるようになるとのことです。
私が乗っている2019年式CLA200dには第一世代MBUXが搭載されており、こちらも自然会話式での目的地設定などには対応していますが、生成AIを搭載しているわけではなく、残念ながらこの5年間で機能面での進歩には乏しいです。
MBUXの音声認識を使用する頻度も目的地設定のタイミングのみであり、活用しているとは言い難い現状です。
近年ではDSオートモビルがDS4にChat GPTを搭載したりしており、生成AIが車に搭載される流れは一気に加速しそうですね。
生成AIが搭載されると興味がある内容のwikipediaを読み上げさせて情報収集したりなど、一人でのロングドライブの時間の有効活用の場が広がるかもしれませんね。
とはいえ、このあたりの機能はスマホをBluetooth接続するだけでも実現できそうなので車ならではの機能としての独自性を出すのは工夫が必要なのかもしれません。
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