【メルセデス・ベンツ】CLA200dの自動ブレーキ【優秀】

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 メルセデスベンツCLA200dにはレーターセーフティーパッケージとして自動ブレーキ機能が搭載されています.なかなかお世話になる機会が少ないお守りのような機能ですが,作動状況,誤作動の有無についてレビューしていきたいと思います.

 今まで追突事故を起こした経験のない私ですが,CLA200dが納車されてからも,前走車に追突しそうになって警告が鳴ったり,自動ブレーキが作動したことは1回もありません.逆に言うと,誤作動は一回もなく,優秀な機能であると言えると思います.

 前走車との車間距離が詰まるとメーター上に赤い三角マークで警告が出されることはあります.普段からしっかり,警戒していてくれているんだなぁという安心感にもつながります.また,ヘッドアップディスプレイには前走車との距離の目安をアイコンで表示する機能がありますので,自分の車が先行車の存在をしっかり認知できているのか否かについてリアルタイムに知ることができるので,これまた安心感があります.

 一方,歩行者相手には数回,警告音および自動ブレーキが作動したことがあります.

 これは10〜20km/h程度の低速で細い道を走っている時に路肩の歩行者を追い越そうとする際に作動しました.当然,歩行者は路肩を歩いており,自車はハンドル真っ直ぐのまま走っても接触する危険性はないような位置関係でしたが,狭い道でそこそこ近い距離(車のサイドから50cm程度の距離を歩行されていた)でしたので警告が出たようです.メーターおよびヘッドアップディスプレイに大きな赤い三角マークが出て,そのうちブレーキがかかりました.ブレーキは全力で踏まれるわけではなく,そっと速度を抑制してくれる程度の力でしたので,ドライバーがびっくりする感じはありませんでした.これが,接触不可避なほどに危険な状況なら全力ブレーキをかけられるのだと思います.

 歩行者の存在の認識はステレオカメラで行うシステムとなっており,人間の大きさは車に比べてはるかに小さいので前走車の認識より歩行者の認識の方がよりシビアに判定され,早め早めに警告を出すスタンスのようです.歩行者を跳ねてしまうと大惨事になりますから,私はこの程度慎重なセッティングでいいと考えています.

 予防安全装備が満載のメルセデスに乗っていると精神的にもゆとりが生まれやすいですが,過信せずに安全運転でこれからもドライブしていきたいと思います.

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