先日,CLA200dを運転中,前方の車がゆっくり左折しようと減速していました.
その車両の右脇にはすり抜けられそうなスペースはあったため,私は減速せずに左折しようとしている車両に接近していきました.
すると追突の危険あるとシステムが認識して,メーター内,ヘッドアップディスプレイ内に巨大な赤い三角マークが表示されるとともに「ピーピー」という警告音が鳴りました.
ここまではこれまでも歩行者相手などで何度か経験があります.
そのままさらに左折しようとしている車の後方に接近するとシートベルトが巻き上げられました.
これがPRE-SAFEの機能であり,初体験でした.
シートベルト巻き上げ速度は決して不快なものではありませんでしたが,結構強めでした.
サイドウインドウやサンルーフが開いていた場合は自動で閉められるようですが,今回は開けていなかったので作動しませんでした.
助手席にも人はおらず,助手席着座ポジションの自動調整の挙動も分かりませんでした.
今回は先行車がそのまま左折していなくなったため,緊急ブレーキまでは作動しませんでしたが,おそらく,このままさらに接近した場合は緊急ブレーキおよびPRE-SAFEサウンドが作動し,「ザー!!」という大きな音がスピーカーから発せられていたと思います.
これはあぶみ骨筋反射を利用してエアバック作動の音で鼓膜が損傷するのを防ぐ機能です.
このPRE-SAFEサウンドについては2021年春に半導体不足で廃止されています.
ただ,最近のCLAの装備表を見ると,PRE-SAFEの文字が一切ありません.
私が購入した時はPRE-SAFE,PRE-SAFEプラス,PRE-SAFEサウンドの記載がありました.
PRE-SAFEが今回記載した,シートベルト巻き上げや窓の自動クローズ,助手席ポジション調整などの機能です.
PRE-SAFEプラスは後方レーダーで後方の車を関しし,追突されそうになる時にブレーキ圧を高めたり,シートベルトを巻き上げたり,ハザードランプを素早く点滅させたりして鞭打ち被害を軽減するというものです.
これらの機能はもしかすると現在発売されているAクラスファミリーで削除されている可能性があります.
特に追突されるのは自分では防ぎようがない領域なので,PRE-SAFEプラスの搭載の有無についてはディーラーに確認しておいた方がいいかもしれません.
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