今日は私のCLA200dのパドルシフトの使い勝手について書きたいと思います.
CLA200dのトランスミッションはダイムラー内製の新開発8G-DCTという8速デュアルクラッチトランスミッションが搭載されています.
そしてマニュアル変速を楽しめるパドルシフトも標準装備されています.
パドルはステアリング一体型でハンドルに合わせて回転するタイプです.サイズは適度なものでアルミの質感が心地よいです.
パドルは通常の自動変速状態で走行中も引けば作動するタイプになります.
左のパドルを引くとシフトダウン,右を引くとシフトアップです.
10秒くらい操作しないと自動でオートマチックに復帰します.
また,手動でオートマチックに戻したい時は右のパドルを1秒程度引き続ければオートマチックに復帰します.
パドルシフト使用中はヘッドアップディスプレイとメーターパネル内に推奨のギア数が表示されますので,それを参考にシフトすることもできます.
なお,シフトダウンはパドルを引かなくても自動でされるため,エンストの心配はありません.
さて,CLA200dのパドルシフトの印象ですが,意外と変速スピードは速くありません.
デュアルクラッチトランスミッションは初体験であり,もう少しスパッと速く変速するかと思っていましたが,意外とオートマと変わらない印象です.
電光石火の変速はAMGモデルに搭載されるAMGスピードシフトDCTでないと手に入らないということかもしれません.
その分,変速ショックは穏やかで快適なドライブが可能です.
以前,アウディA4を試乗したときはもっと切れ味鋭い変速で,シフトアップ時の回転落ちも素早く,気持ち良かったのですが.メルセデスは良くも悪くもまったり系の変速です.
また,DYNAMIC SELECTをIndividualにして,トランスミッションをマニュアル設定にしておけば常時マニュアルにすることが可能です.(面倒臭いのでは私はあまり使いませんが)
私は普段は下り坂でのシフトダウンでパドルシフトを愛用しています.山道などをスポーティーに走りたいときもパドルシフトを活用すべきなのでしょうけど,CLA200dのディーゼルエンジンは低回転からも非常にトルクフルなのでオートマ任せに走らせても非常に気持ちいいのでパドルシフトで高回転まで引っ張る気持ちにはあまりなりません.搭載されるディーゼルエンジンOM654qの高回転の音質は意外に気持ちいいのですが,パワーの伸び感はガソリンモデルには劣るため,低回転でグイグイ走っていくスタイルの方が似合います.
そんなわけで,ディーゼルモデルとパドルシフトはスポーティードライブという点では相性はあまりよくないかもしれません.高回転を回して楽しみたい方は250以上がおすすめです.180と250のパワー感の差は相当ありますので・・・.(以下もご参照ください)
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