CLAなどのAクラスファミリーではAMGライン装着すると片側18個ずつのLEDを個別に制御して先行車と対向車を適切に遮光しながらハイビームを作動させるマルチビームLEDヘッドライトが採用されています.
概ね賢く作動して,夜の高速道路などでは照射範囲が刻一刻と変化するのが楽しいです.
一方,フロントガラスの曇りなどで前方を認識するカメラが不調になった場合は使用できなくなり,機能がキャンセルされたり,適切な場面でハイビームに切り替わらなかったりします.
「自分ならここはハイビームだなぁ」と思う瞬間になかなかハイビームが点灯しないのは少しイライラしてしまいます.
マニュアルでハイビームを点灯させれば良いのですが,マルチビームLEDがオンになっている時には残念ながら通常のハイビーム操作は受け付けられません.
ウインカーレバーを常に手前に引いてパッシング状態を維持するのが最も早く操作できる方法ですが,長い時間になると左手が怠くなります.
そのような場合はステアリング左側の物理的なライト設定ダイヤルを「AUTO」から右に回して「点灯」に変更するとマルチビームLEDヘッドライトの機能をオフにすることができます.
こうすることにより,昔ながらの車のようにマニュアルでHi/Low切り替えができるようになります.
ケースバイケースではありますが,よほど田舎道を走る機会が多かったり,夜間の高速道路走行が多いという方でなければマルチビームLEDヘッドライトの恩恵は少ないかもしれません.
そうなるとAMGラインを無理に装着しない方が割安という考え方もできるかもしれませんね.(リセールに影響はするので,AMGライン装着なしの認定中古車を狙うのがおすすめかもしれません.)
個人的にGLAやGLBなどのSUV系は特にAMGラインなしもかっこいいと思えます.
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