2024年9月13日、メルセデス・ベンツ日本はCLA180 Night Editionを発売しました。
特別仕様車の概要
ボディカラーは通常設定されているメタリックのコスモスブラックとは異なり、ソリッドのナイトブラックとなっています。
さらに通常はシルバーメッキの部分がブラックメッキになる「ナイトパッケージ」を限定装備されています。
19インチアルミホイールも専用のブラックのものとなっています。
そしてインテリアは通常のAMGラインと同じ素材(レザーARTICO / MICROCUT)ながら、上質さが際立つブラウンのシートが装備されています。
インテリアパネルはブラックオープンポアウッドとなっており、こちらも特別仕様車限定品です。
この内外装の完成度は正直かなり素晴らしいと思います。
価格は611万円なので、通常のCLA180にAMGラインとコスモスブラックの有償カラーを装着した場合(623万円)よりも安くなっています。
ただし注意事項もあります。
マルチビームLEDヘッドライトは非装着
今回の特別仕様車は基本的にはAMGラインの内容を踏襲していますが、実はマルチビームLEDヘッドライトは非装着です。
アダプティブハイビーム機能がない、Hi/Lo自動切り替えのみのオートマチックハイビームに留まります。
ヘッドライトの形状も通常のAMGラインのものではなく、非AMGラインと同様の形状になるので好みが分かれそうです。
オプションは追加できず
特別仕様車にはメーカーオプションを追加することはできません。ヘッドアップディスプレイや本革シート、ブルメスターオーディオやサンルーフなど欲しい方にとってはこの特別仕様車は選択肢になり得ません。
ソリッドブラックは傷が目立つリスクも・・・
ボディカラーはソリッドブラックなので、メタリックのブラックよりもさらに傷が目立ちやすい傾向にあります。
綺麗に洗車されたソリッドブラックは本当に美しいのですが、最も洗車に気を遣う色であることは間違いないと思います。
価格は安いのか?
特別な内外装の色など考慮せずに純粋に装備面を考察すると通常のCLA180 AMGラインからメタリックペイントとマルチビームLEDヘッドライトを削除した仕様と言えます。
メタリックペイントは96000円なので、こちらを差し引くと差額は特別仕様車の方が24000円安いだけということになります。
マルチビームLEDヘッドライトには24000円の価値はあると考えられるので、実は特別仕様車の方が割高とも言えます。
なので、ナイトパッケージでまとめられたエクステリアとブラウンの専用インテリアが非常に好きだという人以外はカタログモデルで好みのオプションを選択するという買い方もアリだとは思います。
個人的にはブラックオープンポアウッドとブラウンのシートが非常に魅力的なので、特別仕様車を選んでしまいそうですが・・・。
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