CLA200dには優秀な予防安全装備が搭載されています.
ステレオカメラとミリ波レーダーで前方の車を捕捉し,レーダークルーズコントロールや被害軽減ブレーキに大活躍してくれます.
一方,最近はこれらの装備は軽自動車やコンパクトカーにも搭載されてきており,特段,目新しい機能でもなくなってきています.
しかし,CLA200dには雪国在住には心強い装備があります.
ミリ波レーダーの熱線です.
メルセデスのミリ波レーダーはフロントグリルに埋め込まれていますが,このフロントグリルに熱線を搭載することにより雪が付着して使用不能になるのを防いでくれています.
実際,ナンバープレートが真っ白になってしまうような日でもエンブレムの積雪は回避できました.
さすがに吹雪でホワイトアウトしてしまうとステレオカメラの機能が停止するのでレーダークルーズコントロールは困難ですが,ミリ波レーダーが雪の日でも使用できる可能性が高いのは安心感があります.
このフロントエンブレムの熱線は目で見るとうっすらと茶色い縞模様で確認することができます.
私のアパートの駐車場には先代Eクラス(W212)や先代CLA(C117)も駐車されていますが,これらの車のエンブレムには熱線は確認できないので,少なくともCLAに関しては現行型から熱線が搭載されたようです.
ミリ波レーダーに熱線まで搭載しているメーカーはさすがに少数派だと思われます.
さらに,CLAにはヒーテッドドアミラーも標準装備されているので,雪が付着したり,結露で見えにくくなるような状況でもドアミラーの視界をクリアに保ってくれます.
国産車ではヒーテッドドアミラーは寒冷地仕様や4WD限定となることが多いようですが,全車標準装備としてくるあたりはさすが雪国ドイツの車と言える点かもしれません.
温暖な地域にお住まいな方にとってはあまり意味のない機能かもしれませんが,降雪地在住の私は大変有り難く恩恵を受けております.
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