昨今，ガソリンや軽油の価格が高騰しています．
原油価格と為替の影響が大きいと思われます．
私はCLA200dに乗っていますが，確かに軽油はレギュラーより25円，ハイオクより35円ほど安くなっています．
軽油が安い理由については上記記事で詳述されていますが，税金の違いが大きいようです．
ガソリンは揮発油税（48円60銭/L）と地方揮発油税（5円20銭/L）の合計53.8/L円の税金が課せられています．
軽油については軽油取引税32.1円/Lが課せられています．（ガソリンと異なりこちらには消費税は課せられません．）
この価格差がそのままレギュラーと軽油の価格差となっているようです．
一方，欧州ではガソリンも軽油も大差ない価格で販売されていることが多いとのことです．
日本国内ではディーゼルは燃費がいいだけでなく燃料そのものも割安で入手できるので金銭的な恩恵は欧州よりも大きいということになります．
現状，燃料価格が高騰している際にもガソリンよりも燃料代が安いのはありがたいですが，実は原油価格が安い時の方がより一層，ディーゼル車のお得感が際立つような気がします．
コロナ禍では90円/Lで軽油が入れられた時期がありましたが，ガソリンとの価格差は25円程度と不変です．
つまり，ガソリンと比較しての「割安感」は原油価格が安い時の方がより大きいということが言えます．（税金の割合が増えるので）
そういう観点からはあんまり原油価格が高騰してしまうとディーゼル車のお得感は相対的に薄れるような気もしてしまいます．
とはいえ，ディーゼルには燃料代だけでないガソリン車との違いもありますので，しっかり自分の好みを踏まえてパワートレインを選択することが最も大切だと思います．
ガソリンとディーゼルの乗り比べた印象比較などについては下記記事で詳述していますのでご参照ください．
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