2022年1月11日,日本自動車輸入組合は2021年(1〜12月)の輸入車登録台数を発表しました.
ブランド別・・・
ブランド別ではメルセデス・ベンツが前年比9.3%減の51722台ながら7年連続トップとなっています.
2位はBMWで35905台(0.5%増),3位は僅差でフォルクスワーゲンが35215台(3.7%減)でした.
4位はアウディで22535台(1.0%増),5位がMINIで18211台(9.8%減)でした.
昨年と比較すると2位と3位が入れ替わった形になります.
車種別・・・
車種別に見ていくと当然メルセデスベンツが上位に食い込むかと予想していたのですが意外な展開でした.
1位:ミニ(MINI)
2位:T-Closs(VW)
3位:3シリーズ(BMW)
4位:60シリーズ(ボルボ)
5位:ゴルフ(VW)
6位:T-Roc(VW)
7位:ポロ(VW)
8位:ラングラー(ジープ)
9位:40シリーズ(ボルボ)
10位:Aクラス(メルセデスベンツ)
という結果です.
Aクラスは2020年は2位を獲得していましたが,今回は10位でした.
それでもメルセデスの中ではトップです.
本来ならメルセデスの売れ筋となるはずのCクラスが半導体不足で品薄になっているのが響いている感じですね・・・.
Aクラスの売り上げが5990台ですのでメルセデスの売り上げの10%以上はAクラスが占めているということになります.
全車種の合計でメルセデスがトップを獲得できているというのは素晴らしいですが,特に売れ筋車種があるというよりも,とにかく他のメーカーよりも車種が豊富ということが大きいのだと思います.
2022年からはCクラスも主力になってくるでしょうし,来年も輸入車ブランド1位を獲得するのは確実でしょう.
ただ,ミニとBMWが合算されるとメルセデスを上回るというのも意外な事実でした.
ミニが車種別でははダントツトップというのは本当に意外でした.(様々なボディタイプが合算されていることは考慮すべき必要はありますが.)
なお,レクサスの2021年の実績はまだ出ていませんが,2020年は4.9万台であり,意外にもメルセデスより台数が少ないのです.
今後のプレミアムブランドの動静についても要注目ですね.
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