現行CLAの公式ホームページのキャッチフレーズは「美意識に従え」です.
確かにCLAはかっこいいです.
しかし,その裏には犠牲になったことも多いです.
後席が狭い
CLAクーペは後席の座面から天井までの距離が910mmしかありません.
CLAはAクラスをベースに作られているクルマですが,ハッチバックのAクラスの後席では960mm,Aクラスセダンでも945mmあります.
CLAは美しいクーペラインを求めた結果,後席の頭上スペースが犠牲になってしまいました.
なお,前席の頭上スペースについては差はありません.
価格が高い
ハッチバックのA200dが478万円,セダンのA200dが488万円スタートとなっていますが,CLA200dは542万円と54万円も高いです.
Aクラスと比較して,ドア上のステッチがついたり,リヤサスがトーションビームからマルチリンクに格上げされるなどの差はありますが,割高感はあります.
マルチリンクサスペンションの価格については下記記事で考察しています.
乗り味の差は少ない
Aクラスと比較してリヤサスがマルチリンク化されていますが,乗り味に大きな差はなかなか感じられません.静粛性もほとんど同等です.むしろCLAは若干足回りが引き締められているのでAクラスの方が乗り心地が良いと感じられる場面もあるかもしれません.
まとめ
CLAはCクラスにも負けない存在感,スタイリッシュなデザインが売りです.見た目に惚れた人は買うしかありませんが,実用性を求める方はAクラスを選んだ方が,同等のドライブフィールで割安感があります.(リセールはCLAの方がいいかもしれませんが・・・.)
やはりCLAはベイビーCLSとして,おしゃれなスペシャリティーカー路線であり割高な価格設定であることは間違いないと思います.
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