実は買える人が羨ましいと思っている中古車があります.
それはトヨタMIRAIです.
言わずと知れたトヨタが誇る水素を燃料とする燃料電池車です.
先代はFFパッケージで2014年に発売が開始され,2020年12月に現行型にバトンタッチされました.
現行型はFRパッケージに変更され,プレミアム感が高められています.
新車時価格は先代が740万円,現行型は710〜860万円といずれもなかなかにプレミアムな価格帯となっています.(クラウンより高いですね.実質センチュリーを除くトヨタのフラッグシップ車かもしれません.)
そんなMIRAIの中古車価格を見てみましょう.
先代MIRAIの中古車価格は?
あまりに条件の悪い車は買いたくないので,走行距離1万キロ以下の低走行車両で検索してみました.
2018年式の修復歴なし,青色,0.7万キロ物件が最安で車両本体価格はなんと202万円です.
他にも200万円前半で低走行のMRIAIがゴロゴロ溢れています.
新車ではアクアを買えるか買えないかというレベルの価格帯で低走行のMRIAIが乗れてしまうことに驚きです.
現行MRIAIの中古車価格は?
せっかくならFRになりカッコ良くなった現行MRIAIを狙いたいという方向けです.
こちらも1万キロ以下で検索しました.
現行型MRIAIは2021年式の修復歴なし,紺色の最上級グレードZエグゼクティブパッケージ,0.6万キロ物件で449万円です.
こちらも新車時価格の半値にまで下がっていますね.
他にもほぼ新車のような走行距離で500万円以下のMIRAIがゴロゴロ溢れています.
まとめ
買える人には中古のMRIAIは超おすすめだと思います.
●水素ステーションが自宅の近くにある.
●本気で遠出する際に使える別の車も所有している.(旅先に都合よく水素ステーションがある保証がないため・・・)
この2点を満たす方であれば購入検討してもいいのではないかと思います.
ガソリン車ではあり得ない値崩れなので,買える環境にある人は買わないと損なレベルだと思います.
ちなみに私は近隣に全く水素ステーションがないので買う権利がありません・・・.
コメント
Dear Dr.T
燃料電池自動車のMIRAIですが、「燃料電池スタックの耐久性が不透明」であることが中古価格に反映されているかと。
燃料電池スタックや走行用バッテリーの価格はどうなのでしょうか?
純粋内燃機関自動車やハイブリッド車のように、評価ができるほど、登場してから時間が経っていませんから…
ちなみに。
Y51フーガハイブリッドの走行用バッテリーは、部品のみで77万円(!!!)という価格を聞きました。これでは、保証期間が過ぎた後のこと、リサイクルのことを考えると、ハイブリッドですら長く保有して乗るクルマではないのかな…と思います。
コメントありがとうございます.
確かに新技術満載の水素自動車の耐久性は未知数ですし,みなさん敬遠されるのかもしれませんね.
一応,トヨタクオリティなので,お試しで5年程度乗ってみるという分には重大なトラブルに見舞われる可能性は低いのかもしれませんが,結局,手放すときは二束三文のリセールになっちゃうので悩ましいですね.
安心して乗りつぶせるようになるにはまだまだ時間がかかりそうですね・・・.