古きよきメルセデス・ベンツといえば、ボンネットフードにスリーポインテッドスターのマスコットが鎮座しているものでした。
最近は押し出し感を重視したエクステリアが流行した影響か、ボンネットマスコットを搭載したモデルが激減しました。
かつてはクーペ系モデルのみであったフロントグリルに大きなベンツマークが鎮座するという流儀がほとんどのセダン系にも採用されるようになりました。
現在はSクラス以外でボンネットマスコットを装備するモデルは本当に希少となっています。
ただ、2024年、新型Eクラスに E300 Exclusiveというモデルが登場しました。
AMGラインを搭載しなければ上記のような落ち着いたラグジュアリーなフロントマスクが手に入ります。
AMGラインを選択した場合は他のグレードと同様の顔になります。
古き良きメルセデスの面影を重視する方にとってはボンネットマスコットを採用したグレードは大切かもしれません。
また、2024年4月にワールドプレミアされたEQSの2024年モデルではボンネットマスコットが初採用されました。
時代を先取りするEQモデルでもメルセデスの伝統との融合という雰囲気で個人的には好印象です。
このEQSが日本国内に導入されるかどうかについてはメルセデス・ベンツ日本の意向次第ですが、楽しみですね。
ただし、EQSはリセール最悪で中古車市場では激安で流通しているためお得に購入されたい方は中古車市場から選んだ方が賢明かもしれません。
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コメント
Dear Dr.T
スリーポインテッドスターをフロントグリルに掲げるのは…
(1)クラシックグリルが似合わないモデル
→W124のクーペ・カブリオレは例外ですが…
SL系統、CL系、AMG系にクラシックグリルは似合いませんね。
(2)他社へのOEM/KD供給
→W460(「ゲレンデ、ゲレンデ」などと言ってる「輩」が多くて恥ずかしいですが)は、
もともと現在のMAGNA社(Puch→Styer Puch→Magna Styerと変遷)で作っていますが、
製造元のPuchブランドで販売、「あの」フランスではプジョーエンジン&ミッションと
搭載して、プジョーP4としても販売されていました。
(3)元のクルマが判らなくなる
→日本はバスシャーシメーカーと車体メーカーが分かれているため、シャーシメーカー純正
の組み合わせ以外に、
「三菱ふそうシャーシ+西日本車体工業車体」「いすゞシャーシ+富士重工車体」
という組み合わせもあります。
方やヨーロッパのダイムラー・ボルボ・マンなどはシャーシ「のみ」製造して、
車体はケスボーラーをはじめとするコーチワーカーの車体を組み合わせるように
なってます。そうなると、
「同じケスボーラーの車体でも、中のシャーシは?」
ということになるのでグリルをつけるのですが…やっぱりスリーポインテッドスターに
なるのでしょう。
さらには、前述のW460/W464や「あの」ウニモグ(軍用防弾装甲車になると判らない)
トラックのアクトロスも同じです。
メルセデスベンツのオーソドックスなモデルには、やはりクラシックグリル
(グレードにAMGとかつくようになってからは、エクスクルーシブグリルとも)が似合う…
と思うのは、超個人的な感想です。
スポーティモデル…SL系やCL系はスリーポインテッドスターのほうが似合うと思います。
(あのスポーティなボディデザインに、クラシックグリルは…う~ん…。)
W214のE300エクスクルーシブはクラシック(エクスクルーシブ)グリルですが…
エアサス要らん! E220dに4MATIC搭載して、クラシック(エクスクルーシブ)グリル付けろ!>MBJ
↑いつもの愚痴です。
貴重な情報ありがとうございます。存じ上げないことも多く勉強になりました。
確かにスポーティなSL,CL系はさておき、オーセンティックなセダン系に関してはクラシックに回帰してもいいような気がしますよね。
ただ、押し出し感が不足して人気がないというのが販売現場の実情なのかもしれませんね。
今回出たE300に関してもAMGラインをつけるとクラシックグリルでは無くなってしまうのですが、結局はAMG顔の方が市場に出回るのが多いという展開もあり得るかもしれませんね。
今後、E300を街中で見かけた際にはどちらの顔が多いか注目していきたいです。