CLA200dにはOM654q型の2L直4ディーゼルエンジンが搭載されています．
静粛性はかなり高めのディーゼルエンジンであり，普通に走行しているとディーゼル車であることはほとんど意識させられません．
そんな中，たまに「あ〜ディーゼルだ」と意識させられるシーンがあります．
まず一つ目は低速での下り坂で自動的にシフトダウンされるシーンです．
CLA200dには8G-DCTと呼ばれる8速DCTが搭載されており，下り坂だと判定すると自動的にシフトダウンが行われます．
このとき，速度域が低めだと2速程度までシフトが自動で落とされてエンジンブレーキがかかりますが，「ブィ〜ン」というざらついたエンジン音が耳障りになります．
低速だとロードノイズが少なめなので，一気にディーゼルサウンドが目立ってしまいます．
ドライバーの意図とは関係なく不意にシフトダウンされ，エンジン音が大きくなるので，どうしても違和感・不快感が出てしまいます．
急坂を降りるシーンは多くはありませんが，このような状況が多い方はガソリンエンジンをチョイスした方が静かでしょう．
二つ目は低速域から強めの加速をする場合です．
このシーンでもロードノイズが少なめの速度域でエンジン音が盛大に聞こえてきてしまいます．
CLA200dのエンジン音はガソリンエンジン車よりもどうしても大きく，ざらついた質感の音のなってしまうので，「高級車然とした滑らかな発進加速」を得たい場合はアクセルペダルを強く踏み込まないように心がけなければなりません．
先日，実家のフォルクスワーゲン「ポロ」に乗りましたが，1L3気筒ガソリンターボエンジンですが，CLA200dよりも発信加速時のエンジン音が静かだなぁと感じてしまいました．
とはいえ，ディーゼルには圧倒的に低速トルクと抜群の高速燃費というメリットがあるので，静粛性を多少犠牲にしてもいいという方は200dを選んで全く問題ないと私は思います．
コメント