昨今の物価高で車はどんどん値上がりしています.
さらに輸入車に至っては円安の影響もあり相当に高くなりました.
既存ユーザーにとっては輸入車のプレミアム感が一層上がったということもできますが・・・.
そしてメルセデス・ベンツはAクラス,Bクラスを現行モデルを最後に終売すると噂されています.
これはもちろん,全世界的に行われることではありますが,日本国内に至ってはこの円安が続くとなるとメルセデスのエントリーモデルの価格は一層高くなることが見込まれます.
CLAについては次期型が計画されていますし,GLA,GLBも好調なため次期型は登場するでしょう.
そうなると,次世代モデルからのメルセデスのエントリー車種はCLAということになります.
現在,Aクラスの最廉価グレードA180は498万円となっています.
ただしこれは見せかけでナビゲーションパッケージ(31.9万円)をオプションにすることでなんとか500万円切りをしているだけです.
CLAと装備を合わせると約50万円程度の差となります.
現在のCLAのエントリー価格はCLA180で573万円なので,現状でもコミコミ600万円級の予算が必要です.
CLAが次期型に切り替わる頃にはさらに100万円程度も価格が上昇している可能性も十分に考えられます.
そのタイミングでAクラス,Bクラスが廃止されるということはブランドは完全に上級以降を目指すということになりそうです.
Aクラスなどはお金持ちが妻や子供のために買うというパターンもあり得そうですが,実態としては世界的に美味しい商売ではなかったということなのでしょうか.
個人的には50万円の差額であればハッチバックのAクラスよりもトランクがある流麗なCLAの方がお得感があるようにも感じますが,それでもCLAの利幅の方がメーカーとしても大きいということなのでしょう.
欧州での売れ筋Cセグメントハッチバックというカテゴリーを切り捨ててまで上級移行する「メルセデス・ベンツ」.
既存のオーナーとしては誇らしい気分にならないこともないですが,予算的に,お得感的に次もメルセデスを乗り継ごうという思いにはあまりなれないので複雑な心境ですね・・・.
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