CLAは全車パドルシフトが標準装備されています．
私が乗っているCLA200dには8速のデュアルクラッチトランスミッション「8G-DCT」が搭載されていますが，実際のところ，パドルシフトの使用頻度は少ないです．
信号停車前や下り坂などで，エンジンブレーキをかけたい時に左側のパドルを引いてシフトダウンする機会がたまにあるかなぁという程度です．
積極的なパドルシフトの使用法を考えてみました．
それは加速でアクセルを踏み込む直前にあらかじめシフトダウンしておくという方法です．
低回転域からトルクが厚いディーゼルエンジンと言えど，1500rpm程度の低回転域ではアクセルを踏み込んでから加速し始めるまでのタイムラグがあります．
なので，あらかじめ加速直前に左側のパドルを引いて1速下げておくと，アクセルペダルとエンジンが直結しているかのようなEVにも似た加速感を味わうことが可能になります．
それならDYNAMIC SELECTでスポーツモードを選べばいいのでは？とも思いますが，スポーツモードでは常時エンジン回転が高めになるので，常用するにはディーゼルエンジンのノイズが気になってしまうというデメリットの方が目立ちます．ガソリンエンジンのようにトップエンドでの伸び感も薄めなので，スポーツモードの恩恵は少ないです．
なので，個人的には上記のようにレスポンスのいい加速を味わいたい時はパドルシフトを活用してみるという運用が楽しいのではないかと思っています．
もちろん，普通にキックダウンしても気持ちいい加速ができますが，自分で操っているという感触はパドルシフトを使用した方が上ですね．
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