今日はCLA200dのACC「アクティブディスタンスアシストディストロニック」の一般道における使い勝手について書きたいと思います.
メーカーとしては基本的にはACCは高速道路,自動車専用道路で利用してくださいというスタンスなので,一般道での使用は推奨はされていません.
ただし,実際には一般道でも相当有益な機能なので一般道での使用感について書きます.(ご利用は自己責任でお願いします.)
郊外のバイパス路では高速道路並みに便利
信号がほとんどない郊外バイパス路では高速道路並みに安定して追従走行ができます.慣れしたしんだ道であれば「この区間からこの区間までなら余裕で使えるな」という感触を掴むことができると思います.
信号のない渋滞路は非常に便利
ACCは流石に信号を見てくれないので,信号があるところの渋滞で使用する気にはなれませんが,信号がない道での渋滞時は完全にほぼ自動で前者に追従できてしまうので,非常に便利です.ハンズオフっぽいこともできちゃいます.下記記事をご参照ください.
急カーブがある道は少し難あり
私はヘッドアップディスプレイに前車の認識状況を確認できるように設定しています.これでシステムがしっかりと前車を補足しているかどうかを確認できるので安心感が増します.カーブの際はステアリングの舵角に応じて,意外と前車が斜め前を走行する状況になっていても正確に認識してくれます.緩いカーブまでなら特に不安なく追従走行できます.ただし,急カーブになると前車に認識が途切れ途切れになり,途中で前車がいなくなったと誤認して加速を始めてしまうことがあります.また,急カーブでのステアリングアシストについても完全なものではないので,油断は禁物です.山道では素直にACCを解除して自分で運転した方がいいと思います.
前の車が路肩に寄って停車した際には挙動不審になる
前の車が路肩に寄って停車した際に,しっかりと車線から外れているような状態でも,依然として先行車として認識しており,追い越す直前に急停車しようとする挙動が見られることがあります.路肩への停止車両が多くなるような状況での一般道でのACCの運転は不向きと言わざるを得ません・・・.
以上,欠点はあるものの,郊外路で使う分には運転の負担を大幅に低減してくれるメルセデスのACCの完成度は非常に高いと思います.欠点を把握しながら有効利用していきたいものです.
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