2023年2月に日本国内へ導入されたマイナーチェンジ版のAクラスですが,インテリア面でも多く変更されています.
エクステリア面での進化については下記記事をご参照ください.
さて,今回はインテリア面での進化ポイントについてまとめたいと思います.
ARナビの採用
最も大きなアップデートポイントはARナビでしょう.
センターモニターに前方視界が映し出され,バーチャルの矢印が進むべき方向を示してくれるという機能です.
Cクラス以上には既に採用されていたアイテムです.
実は2018年のAクラスデビュー当初からドイツ本国では設定があった機能ですが,なぜか日本国内導入は見送られていました.
今回のマイナーチェンジでようやく採用されたという印象です.
明らかに先進性を感じさせるアイテムであり,ナビの使用頻度が高いオーナーの満足度を高めてくれるでしょう.
Sクラスとは異なり,ヘッドアップディスプレイに投影される機能までは非搭載です.
MBUXシステムもCクラスに準じた世代にアップグレードされており,もしかするとヘッドアップディスプレイも大型化されているかもしれません.
アドバンスドサウンドシステムが復活
10スピーカー,225Wのアンプを搭載したアドバンスドサウンドシステムが標準装備化されました.
2018年の登場当初はアドバンスドパッケージとして設定されていましたが,モデルライフ途中で半導体不足の影響で装備不可となっていたアイテムです.
私のCLA200dにも搭載されていますが,音質は標準オーディオ6スピーカーと劇的には違いません.
ただ,フロントセンタースピーカーからボーカルの声が聞こえてくる感じはあるので,メリットはあるアイテムでしょう.
シート表皮の変更
非AMGラインのシート素材が100%リサイクルから得られた原料を使用したファブリックを中央部に配するレザーARTICO/ファブリック表皮を新採用.
AMGラインのシートはレザーDINAMICAからレザーARTICO/MICROCUT素材に変更となり,こちらは65%がリサイクル素材でできているとのことです.
質感面で前期型と比較してどうなっているか興味深いですね.
ステアリングホイールの変更
Cクラス以上の世代と同様にタッチスイッチを多く備え,静電容量式の最新世代のステアリングにアップグレードされました.
タッチスイッチの操作性は一癖ありそうですが,クルーズコントロール中のステアリング保持の判定が楽になるのは大きなメリットでしょう.
センターコンソールの簡素化
前期型に搭載されていたセンタータッチパッドは廃止され,簡素なスイッチと小物入れのみになっています.
まとめ
センターコンソールのタッチパッド廃止は改悪ですが,アドバンスドサウンドシステムの標準装備化や新型ステアリングホイールの採用,ARナビなどメリットも大きい変更と言えるかもしれません.
価格は大幅にアップしてしまっているので,このくらいのメリットがないとユーザーにとっては受け入れ難いですからね・・・.
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