先日,我が家のDS3クロスバックにYOKOHAMA アイスガード6を装着しました.
サイズは215/60/R17であり,純正装着の夏タイヤ「ミシュラン プライマシー4(215/55R18)」よりも1インチダウンでの装着です.
元々,プライマシー4は非常に滑らかで転がり感の少ないタイヤでした.特に綺麗な舗装の滑らか路面でのしっとり感は絶品でした.
ミシュランの中では静粛性にも配慮されたタイヤであり,スタッドレスへの変更で,しっとり感や静粛性がかなり悪化するのではないかと懸念していました.
しかし,実際は全く問題ありませんでした.
私のCLA200dもスタッドレスはYOKOHAMAのアイスガード6(225/45/R18)なのですが,こちらでやや気になっていた高周波のパターンノイズはDS3クロスバックでは気づかないレベルでした.
1インチダウンした影響もあるのか,しっとり感のある乗り心地はなんら変わらず,それでいてある程度速度を出していても直進安定性に不安を抱くこともありませんでした.
ステアリングフィールも軽くなったという実感はあまりありませんでした.
DS3のステアリングフィールは元々やや特殊で,ハイキャスターの設定の影響なのか,コーナリング中のステアリング反力が大きめとなっている特性も関与しているのかもしれません.
正直,もう少しスタッドレスへ変更してドライブフィールが大きく変わるかと思っていましたが,良い意味で裏切られました.
これならほぼ夏タイヤ感覚で乗ることが可能そうです.
私は前車セリカの時に装着していたダンロップのウインターマックス02がかなり剛性感の強くしっかり感のある乗り心地で好みでしたが,アイスガード6も決して剛性感が悪いわけではないと気がつきました.
とはいえ,ロングライフ性能に関してはウインターマックス02が非常に優秀なので,ドライ路面中心に冬場もロングドライブをされる方はウインターマックス02はコスパ優秀と言えるかもしれません.
オールシーズンタイヤ的な立ち位置ですが,オールシーズンタイヤよりもアイス路面に強いという立ち位置です.
アイスガードやブリザックは発泡ゴム系統の吸水系タイヤなので,どうしても耐摩耗性能は低くなりがちです.
なお,4年経ってもしなやかさキープを謳っているのはYOKOHAMA,ブリヂストン,ダンロップです.
海外メーカー製はこのあたりを明記してくれていません.
走行距離が多い方で3年以内に履き潰すという方はウインターマックス02以外にもミシュランやピレリ,コンチネンタルあたりを選択肢に加えてもいいかもしれません.
逆に,走行距離が少ないという方は結果的に4年以上経過した際の硬化が少ないタイヤが望ましいので,YOKOHAMAかブリヂストン,あるいはダンロップのウインターマックス03あたりが耐摩耗性よりも氷上性能重視で良いタイヤと言えるでしょう.
その点で,氷上性能はトップクラスのYOKOHAMA,ブリヂストンには一歩劣るものの,耐摩耗性と4年後の柔らかさを両立したウインターマックス02は型落ちながらも,意外と独自のキャラの立ったスタッドレスと言えるのかもしれませんね.
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