はじめに
車選びで意外と悩むポイントが「シート表皮」です。エンジン性能や装備に目が行きがちですが、シートは毎日体に触れる部分であり、快適性や満足度に直結します。
本記事では、本革・合皮(人工皮革)・ファブリックの3種類に分けて、それぞれのメリット・デメリットを整理し、どんな人におすすめかを分かりやすく解説します。
本革シートの特徴
メリット
- 高級感・所有満足度が高い
見た目や触り心地に上質さがあり、車格を一段上に感じさせます。 - 耐久性が高い
適切にメンテナンスすれば長期間使用できます。 - 経年変化を楽しめる
使い込むほどに風合いが増す点は本革ならではです。
デメリット
- 価格が高い
オプション設定になることが多く、車両価格が上がりがちです。 - 夏は暑く、冬は冷たい
シートヒーターやベンチレーションがないと不快に感じることがあります。 - 手入れが必要
定期的なクリーニングや保湿ケアを怠ると劣化が早まります。
こんな人におすすめ
- 高級車らしさや所有感を重視する人
- 長く同じ車に乗る予定の人
- シートヒーターやベンチレーション付き車を選べる人
合皮(人工皮革)シートの特徴
メリット
- 見た目は本革に近い
最近の合皮は質感が向上しており、安っぽさを感じにくくなっています。 - 水や汚れに強い
飲み物をこぼしても拭き取りやすく、日常使いで安心です。 - 価格と質感のバランスが良い
本革より安価で、ファブリックより高級感があります。
デメリット
- 通気性が低い
夏場は蒸れやすく感じることがあります。 - 経年劣化で表皮が剥がれることがある
特に長期間使用するとひび割れや剥離が起きる場合があります。 - 本革ほどの風合いは出ない
こんな人におすすめ
- 高級感と実用性のバランスを重視する人
- 小さな子どもがいる家庭
- メンテナンスに手間をかけたくない人
ファブリックシートの特徴
メリット
- 通気性が良く快適
夏も冬も比較的快適で、長時間運転でも疲れにくい傾向があります。 - 価格が安い
標準装備として採用されることが多く、コストを抑えられます。 - 滑りにくく運転姿勢が安定する
デメリット
- 汚れが染み込みやすい
飲み物や食べ物の汚れが残りやすい点は注意が必要です。 - 高級感は控えめ
見た目重視の人には物足りなく感じる場合があります。 - ニオイが残りやすい
こんな人におすすめ
- 実用性や快適性を重視する人
- 通勤や長距離運転が多い人
- コストパフォーマンスを重視する人
まとめ:シート表皮選びの考え方
シート表皮に「絶対の正解」はありません。以下のように考えると選びやすくなります。
- 所有満足度・高級感重視 → 本革
- 実用性と見た目のバランス → 合皮
- 快適性・コスパ重視 → ファブリック
個人的にはファブリックの最大の欠点は掃除のしにくさ・汚れやすさだと思うので、車内で飲食しない人・子供がいない人などはファブリックでも全然アリだと思います。
ファブリックと合皮のコンビシートについては掃除のしにくさはファブリックシートに準じてしまうので、要注意です。
全面が本革や合皮のシートは本当に掃除がしやすくて快適です。
純粋な座った時のフィット感についてはファブリックに一歩劣りますが上質感・特別感とのトレードオフだと割り切りましょう・・・。
リンク


コメント