CLA200dにはフルデジタルメーターが装備されています.
先代はメカニカル式の古典的なメーターでしたが,現行型では上級クラス譲りのフルデジタル化されたメーターを搭載し,一気に近代化されました.
そしてCLAなどのAクラスファミリーはメーターフードすら廃されたデザインで初導入されましたが,メーター輝度は相当に明るいので晴天下でも視認性は全く問題ありません.
周囲が暗くなれば自動的に照度を落としてくれる機能も搭載されており,夜間の眩しさも全くありません.
そんなセンターメーターですが,様々な表示に切り替えられることはアナログメーターにはないメリットです.
上記記事でも詳述していますが,再生中のメディアや燃費,レーダークルーズコントロール(ACC)の先行車認識状況,Gセンサーなど様々な項目からオーナー好みにメーターの配置を変更できます.
さらにカラー液晶を活かして,ACCの作動中はアイコンが緑色に変化したり,レーンの認識状況やステアリングアシストの作動状況などもアイコンの色の変化で読み取ることができます.
このあたりはさすがフル液晶メーターだなぁと感じさせられるギミックです.
一方,メーターとしての限界点は運転しながらリアルタイムでの文字の視認性です.
瞬間燃費の表示やGセンサー画面に表示されるリアルタイムエンジントルクなどです.
刻一刻と変化する小さい数字を運転中に目で追いかけることはなかなかに困難です.
あまりにメーターを注視していると逆に前方不注意になってしまいそうですし・・・.
やはり,このようなリアルタイムに変動する数値を無理なく読み取るためにはヘッドアップディスプレイがあった方が望ましいと感じさせられてしまいます.
ヘッドアップディスプレイがあれば瞬間燃費系やACCの先行車認識状況などはヘッドアップディスプレイ上に表示させ,その分,メーターパネルにはメディア情報や平均燃費などの情報を常時表示させておくことができるので利便性向上に寄与します.
ただし,ヘッドアップディスプレイはアドバンスドパッケージ25.8万円のオプションです.
・360度カメラ
・ブランドロゴプロジェクターライト
・ヘッドアップディスプレイ
・MBUXインテリアアシスタント(ジェスチャー操作に対応するもの)
の4点セットのこのお値段なので,なかなかに悩ましいところですね.
しかもAMGラインとの同時装着が必須となっているので,AMGライン顔が嫌という方にとってはヘッドアップディスプレイは装着不可という悲しい状況になってしまいます.
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