メルセデス・ベンツは2023年現在,日本国内において正式に「ハンズオフ可能」と銘打った車は発売していません.
私のCLA200dには全車速追従型のクルーズコントロール(ACC)が搭載されています.
全車速においてアクセル・ブレーキのみならず,ステアリングアシストまで実施してくれます.
メルセデス・ベンツはステアリング操作をしない状態が10秒程度続くと「ステアリングを握れ」という警告マークがメーターディスプレイに表示されます.
しかし,時速10km/h以下になった瞬間に,この警告が表示されなくなるので,速度の遅い渋滞なら事実上,ハンズオフができてしまうのです.
詳細は上記記事もご参照ください.
渋滞中であればしっかりと先行車を認識してアクセル・ブレーキの制御をしてくれるので追突の心配はありません(結構,車間距離を詰め気味で走るので,心臓に悪いシーンもたまにありますが・・・.)
その一方で,ステアリング制御については若干怪しいこともあります.
白線および先行車の認識状況次第ではステアリングアシストマーク(緑色アイコン)が消灯してしまうことがあります.
カーブが多い渋滞路ではステアリングアシストマークがしっかり点灯しているかどうかをモニタリングすることが大切です.
メルセデスのACCでは危険な状況と判断しない限りはステアリングアシストが解除されたということを大々的に警告してこないことがあるので,しれっとステアリングアシストがオフになっていることがあるので注意が必要です.
ここを理解してACCを使いこなせば渋滞中のドライブがかなり楽になると思います.
ただ,渋滞など微低速領域の加減速の上手さは人間には及ばずに若干ギクシャクしたりブレーキの作動音が目立ったりすることもあるので,同乗者の快適性を優先するのであれば自分で運転したほうがいい場面もあると思います.
コメント