2025年夏にワールドプレミアされたEQCの後継と言えるGLCのEVモデル。


メルセデスらしい先進性をさらに昇華させた39.1インチのMBUXハイパースクリーンが目を惹きます。
第4世代となるMBUXは車両全域の制御を統合するAI駆動の新世代のMB.OSが採用されます。
最大254兆回/秒の演算能力を誇る高性能チップとクラウドを連携させ、OTAによるソフトウェア更新を実現するとのことです。
MicrosoftとGoogleのAIを統合し、自然で途切れない対話を可能としています。
助手席には40種類以上のアプリや動画配信サービスが利用できるようになります。
一見さんを助手席に乗せても使いこなすのは大変そうですが、家族のように助手席に乗る人が決まっているのであれば重宝される機能かもしれませんね。
充電中の暇つぶしにもなるかもしれませんが、このあたりはスマホやタブレットでも事足りそうではあります。
充電に関してはMB .CHARGEサービス内で公共充電器の事前予約機能を提供するという点で世界初とのことです。
一応、日本国内でも他社の充電ネットワークも含めて、「MB .CHARGE」というブランド名のサイトには全て掲載されていますが、全ての公共充電器が事前予約サービスに対応するとは思えないのでこのあたりの日本国内での運用には懸念が残りますね。
正規ディーラーでさえ、50kw級の充電器しか設置されていないこともあり、10分で303kmの充電が可能という自慢の性能を発揮できることは少ないのも残念ポイントです。
EV単体としては魅力的でもやはりインフラ面がまだまだ追いついていないので、自宅充電で完結できる行動半径のみをカバーするという使い方がハマる人向けというのは変わらないのだと思います。
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