2025年11月、南紀白浜のラグジュアリーリゾートホテルであるファイブスプリングリゾート ザ シラハマに宿泊してきたので宿泊記をまとめます。

2024年に白浜に誕生した新しいリゾートホテルです。
オールインクルーシブのシステムが採用されています。
上の写真のように、一番コンパクトな「DRAGON」棟はプールに直結しており、部屋で着替えて、ベランダからハシゴでプールに降りることができます。
プールは贅沢にも温泉を利用した温水プールであり、常に水温は32度前後で管理され、1年中入るとができます。
ナイトプールも11月いっぱいまで開催しており、22時まで利用OKでした。

夏場はもちろん、冬場でも非日常のプール体験は滞在の満足度を大幅に高めてくれました。
客室は?
私はプール直結のDRAGON棟を利用しました。



お部屋は90平米でガラスで寝室は囲まれたスイートタイプとなっています。
ベッドはツインですが、事前に幼児がいるということを伝えておくと、ベッドをくっつけたハリウッドツインにしてもらえました。
そのかわり、本来は左右のベッドの間にあるコンセントが使えなくなってしまいました。まぁ仕方ありません。
お部屋は全体的に非常におしゃれな空間ですが、お風呂はプールから丸見えなため、特に夜はブラインドを閉めることが必須にはなります。
リビングの屋根は三角で間接照明も多数入っておりオシャレですが、暖房の効きが悪く、設定温度を29度にしても寒かったです。

ベッドルームのエアコンにはこのようなカバーがされていますが、中身は三菱の霧ヶ峰であり、本体の灯火類が非常に明るく、運転音も大きめであり、子供を寝かせつけるには支障となりました・・・。
ただ、暖房の効き自体はリビングルームより遥かにマシでした。
使い勝手がいいかは微妙な部屋ではありますが、他にはない独自性があるのは紛れもない事実です。
景観に関してはあくまでプールビューです。

私は右から2番目の102号室を利用させていただきましたが、このような感じで正面にはレストラン棟が鎮座します。
プールも奥行きがものすごいあるわけではないので、圧倒的なリゾート感というほどではありませんでした。

こちらは公式HPの画像です。
このように中央付近の部屋の方がプールの見える面積は広くなりますが、その分、プール利用者から室内を見られるリスクは増えるので一長一短ですね・・・。
夕食は?







奇抜さはありませんが、お刺身もお肉も非常に美味しくて満足です。
もう少し見た目の演出面などでサプライズがあるとより良いとは思いました。
ちなみに幼児用のメニューはこんな感じでした。

朝食はどうか?




このほかにも熊野牛のイチボなど、焼き肉用の肉もありました。
伊勢海老や鮑、熊野牛などはブッフェのレーンにある網焼き器で焼くことになります。
私が行ったときは3組しか宿泊者がいなかったので、係の人が焼き上がったら自分のテーブルに持ってきてくれました。

1匹数千円はしそうな伊勢海老が食べ放題なのは贅沢ですが、混雑時にはオペレーションが大混乱に陥らないのか、心配になりました。
伊勢海老もブッフェには常時6匹しか置いていませんでしたし、網焼きのスペースも6匹同時に焼くらいで限界そうでした。
伊勢海老と焼肉を希望する宿泊者が続出するなどというシチュエーションでは待ち時間が膨大になりそうです。
しかもこのブッフェは1Fがブッフェコーナーで2Fが食事処という構成なので、食べ物を追加で取りに行きたいときは、エレベーターもしくは階段で1Fに降りる必要があるのはいかがなものかと思いました。
一応2Fにも最低限、飲み物、米、味噌汁、スープなどのブッフェスペースもありますが高級食材を食べるには1Fへ取りに行くことが必須です。

刺身も公式ホームページでは下記のように豪華絢爛だったのですが・・・

私が訪れたときは3種類の刺身がそれぞれ小皿に3皿だけという寂しい感じでした。
一応、補充はされますが、3人家族で全種類とると、刺身コーナーが一時的にはあっけなく枯渇してしまうので、他の宿泊者さんに申し訳ない気分になってしまいました。
夕食のアルコールメニューは?




ここまではオールインクルーシブに含まれるので無料です。
以下は有料メニューです。


朝食でアルコールは飲める?
朝食会場では上記のようなドリンクメニューは置いてありませんでした。
恐る恐る、スタッフに「生ビールとかいただけませんよね?」と尋ねてみると、「もちろん可能でございます」という返答でした。
おそらく、夕食と同等のアルコールメニューを朝から飲むことは可能かと思います。
私は満腹気味だったので、結局朝は生ビール1杯しか飲めませんでしたが・・・。
バーはどうか?
オールインクルーシブであり、フロント棟の2Fに「Bar King」が無料で利用できます。
私は夕食でお腹がいっぱいで夜は利用していないので、昼の様子のみ写真でお伝えします。








非常におしゃれな空間でした。
昼はセルフサービスのクラブラウンジのような雰囲気でしたが、バーカウンターもあるため、夜は本格的な雰囲気で飲むことも可能だと思います。
正直な感想
概ね期待通りの滞在はできました。
フロントからはオーシャンビューでリゾート感もバッチリでした。
快晴でしたが、沖縄のようなエメラルドグリーンの海ではないので、沖縄と比較すると劣るのは仕方ないポイントです。
「DRAGON棟」であれば結局海は見えず、プールビューなので、大きな問題ではないかもしれません。
私は日曜日泊でしたが、全体で宿泊者はたった3組だけでした。
全員が子供連れファミリーでしたので、プールも賑やか、食事中も泣き声や叫び声が響き渡るなど、ファミレスのような雰囲気でした。
大人なカップル利用などでは、「ラグジュアリーホテル」らしからぬ雰囲気にがっかりするかもしれません(私のような子連れには過ごしやすかったのですが・・・。)
大人のみで非日常の格調高い感じを味わいたいのであれば素直に「リッツカールトン」などを選んだ方が正解と言えそうです。
朝食会場の混雑時のオペレーションについても懸念があるので、人気の土曜日泊を狙いたい方は、ある程度の混雑は覚悟したほうがいいかもしれません。
3組の宿泊者でちょうどいいようなキャパ感でしたので・・・。
スタッフの対応も格調高いというよりはフレンドリーな感じなので、気を遣う必要はないですが、一泊15万円という価格帯を考えると期待外れに感じてしまう層もいるかもしれません。
送迎は白浜駅・白浜空港どちらも無料です。(送迎車はグランエースもしくはアルファードです。)
お得に泊まるには?
私はヒルトンAmexプレミアムカードを愛用しています。
2025年11月よりこのホテルは「スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(SLH)」に加盟しました。
SLHはヒルトンと提携しているので、ヒルトンAmexのウィークエンド無料宿泊特典が利用可能です。
無料宿泊特典で利用可能なお部屋は一番コンパクトなDRAGON棟のみですが、それでも90平米あるスイートです。
通常料金は1室1泊15万円前後です。
これが無料になるのは年会費を大幅に上回るお得さです。
私は今年は目黒雅叙園と白浜のココで利用したので、トータルで30万円分くらいの宿泊費を浮かすことができました。
ヒルトンの無料宿泊特典は部屋数が限られていることも多いのですが、このFIVE SPRING RESORT THE SHIRAHAMAはDRAGON全9室が対象のようなので、ほとんどの日程で無料宿泊可能なので狙い目だと思います。
ヒルトンAmexの詳細については下記記事をご参照ください。持っていて損はないカードだと思います。



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