【メルセデス・ベンツ】エクストラロード規格というタイヤ規格について【純正装着は】

　一般的にタイヤには「スタンダード規画（STD）」と「エクストラロード（XL）/レインフォースド（RFD）規格」の2種類が存在します．

　XL，RFD規格のタイヤはタイヤ内部の構造を強くすることによりSTD規格品と同サイズでも高い付加能力を発揮することが可能となっています．

　通常，エクストラロード規格のタイヤではタイヤサイズ（225/45/R18）などの表記の後ろに「XL」という文字が刻まれているので，判別することが可能となります．

　そしてエクストラロード規格のタイヤを装着する場合は，スタンダード規格よりも高い空気圧を入れる必要がある場合は多いです．

　ここまではなんとなく，理解していたのですが，私のCLA200dに純正装着されていたハンコックのVentus S1 evo 2がエクストラロード規格なのかスタンダード規格なのかをしっかり理解できていませんでした．

　というのも，私のハンコックのタイヤの側面にはタイヤサイズの後ろに「XL」の文字がなかったからです．

　しかし，色々調べてみると，海外メーカーのタイヤにはXLの文字がないこともあるようです．

　日本メーカーとミシュラン，グッドイヤーは「JATMA規格」という「一般社団法人　日本自動車タイヤ協会」が定める規格に準拠していますが，海外メーカーは「ETRTO規格」という「欧州タイヤとリム技術機関」が定める規格に準拠しています．

　そして「ETRTO」規格のメーカーの場合はXLの文字がないこともあり，エクストラロード規格（別名レインフォースド規格）の場合はサイドウォールに○にE2やE4の刻印がされているのです．

　「ETRTO」規格のスタンダード規格品には○にEの刻印となっているので区別できます．

　私のCLA200dに標準搭載されていたハンコックのVentus S1 evo 2のサイドウォールには○にE4の刻印がありましたので，エクストラロード規格のタイヤであったことが確認できました．

　CLA200dの推奨空気圧は下記のようになっています．

　

　このように270kPAや300kPaというスタンダード規格では考えられないような高い空気圧の数値が記載されていますので，やはりエクストラロード規格を前提とした推奨空気圧となっているようです．

　私のスタッドレスYOKOHAMAのiceGUARD6にもXLの刻印がありますし，次に購入予定の夏タイヤであるミシュラン Primacy 4+もエクストラロード規格であることを確認済みです．

　つまり，エクストラロード規格のタイヤを履き続ける限りは，難しいことを考えずにこちらに記載されているメーカー推奨空気圧に調整すればOKという結論でした．

　もちろん，CLAの新車装着タイヤにはハンコック以外のメーカーも存在していますが，全てのメーカーにおいてエクストラロード規格品が純正装着されているということですので，空気圧調整は記載の通りで安心ですね．

　ただし，上記の話は下記のページを根拠としています．

価格.com - 『タイヤの空気圧』 メルセデス・ベンツ Bクラス 2019年モデル のクチコミ掲示板

bbs.kakaku.com

　しかし，ベストカーwebには

例えばEマーク。タイヤの側面(サイドウオール)を見るとEという文字が付けられているタイヤがあります。これは国連欧州経済委員会が定める車両等の型式認定相互承認協定の基準をクリアしていることを示したものです。

　平たく言ってしまえば、欧州にクルマのパーツ類を輸出する場合はこの認証が必要なのです。実際にはE2とかE4といった具合に数字と組み合わされています。ちなみに数字は認定試験を受けた国を示すもので、E2はフランス、E4はオランダです。

https://bestcarweb.jp/feature/column/548248

　との記載もあります．

　そうなると，私のタイヤのE4は，ただオランダで認証を受けた「ETRTO規格品」というだけであり，スタンダード規格なのかエクストラロード規格なのか釈然としません・・・．

　私のハンコックタイヤにはXLやRFというエクストラロード規格を示唆する表記は全くありませんでしたので・・・．

　このあたりは本当に難しいですね・・・．