CLA200dにはDYNAMIC SELECTでEcoモードを選ぶことができます.
詳細についてはこちらの記事をご覧ください.
Ecoモードに設定してもエンジン再始動とともにリセットされてしまうのはデメリットだと思います.
エンジンパワーやエアコン出力がやや穏やかに設定されるようですが,ほとんど実感できません.
主な違いはアクセルオフ時のコースティングモードだと思います.
これはエンジンをトランスミッションから切り離すことによって燃費を稼ぐモードです.
通常のコンフォートモードでの走行時と比べて,エンジンブレーキがかからないので空走で距離を稼ぐことができますが,アクセルオフでの燃料カット機能が働かず,アイドリング状態となるのは欠点だと思います.
マイルドハイブリッドのBSG搭載C200などではコースティング時にはエンジン回転0まで落とすことが可能です・・・.
実際,コースティングでの走行距離を稼ぐにはかなり空いた郊外路を走行するシーンでないと困難なため,正直,燃費はあまり変わりません.
実は,コースティングは先行車との距離を認識して,自動で解除されるという制御が入っています.
つまり,先行車に近づきすぎた場合は自動的にコースティングが終了し適切なギヤが入り,エンジンブレーキがかかるようになります.
このようなシーンでもレーダーセーフティーパッケージの技術と組み合わされて制御されているのは流石メルセデスと感じますね.
また,低速の市街地などではそもそもコースティングモードには入らない設定になっています.
このように緻密な制御が実施されてはいるものの,コースティングモードの空走感が違和感につながるシーンもあることからなんだかんだでコンフォートモードを多用してしまっています.
もう少し,エコモードで明らかに燃費が変わるようならエコランを目指そうと思うのですが,コンフォートモードでもリッター20km越えの素晴らしい燃費を出すCLA200dだとそれで十分と思ってしまうのです・・・.
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