今日は我が家のCLA200dとDS3クロスバックの2台の比較です．テーマは音楽再生・Bluetoothの接続性についてです．
スピーカーの性能としてはCLA200dはアドバンスドサウンドシステムの10スピーカー（225w）に対してDS 3クロスバックはFocal Electra 12スピーカー（510w）であり，実際に聴いた印象としてもDS3の方が繊細な音表現がされています．特にサブウーハーの低音が異なります．CLAのサブウーハーは車体と共振してボワボワしたような重低音ですが，DS3クロスバックは非常に締まった心地良い低音を響かせてくれます．
しかし，車における音楽再生というテーマでは単純にスピーカー・アンプ性能だけで語れるものではないと最近気がつきました．
実際，普段何気なく使っていたCLA200dのBluetoothの接続性が素晴らしく優秀であったと改めて思い知らされました．
DS3クロスバックが納車され，不便に思っていることを羅列します．
エンジンスタート時に必ずラジオが流れる・・・
CLA200dではエンジンスタート後は直近に接続されていたiPhoneなどからミュージックが流れ始めます．しかし，DS3クロスバックではエンジンをかけると必ずラジオが流れ始めます．iPhoneと接続するためには毎回，ソース選択からBluetoothを選ばないといけません．（ペアリングまでは毎回行う必要はないです．）毎回ラジオからスタートというシステムは正直不便です・・・．
ナビの音声案内中は音楽が完全にミュートされる・・・
CLA200dではナビの音声案内中も音楽再生は止まりません．しかし，DS3クロスバックは純正ナビはカロッツェリアのナビを日本法人が無理してインストールしたような仕様になっているため，ナビの音声案内中は音楽が完全にミュートされてしまいます．ルート案内中のみならず，「この先，右折専用レーンがあります．」などの案内でもミュートされてしまうので困ります．結局，右折専用レーンなどの案内はoffにしてしまいました．一方，CLA200dでは有料（3万円）となっているApple CarplayはDS3クロスバックでは標準装備されており，こちらを利用したiPhoneアプリでのルート案内中は音楽再生は問題なく行うことができます．ただし，Carplayは無線には対応しておらず，必ず有線接続する必要があります．
Amazon musicやSpotifyなどのアプリでの音楽再生中は曲名が表示されない．
DS3クロスバックとiPhoneをBluetoothで接続した状態での音楽再生はApple純正のミュージックアプリからであればアーティスト名や曲名がセンターディスプレイに表示されますが，Amazon musicやSpotifyなどのアプリからの再生ではアーティスト名，曲名の表示がされません．これは非常に不便です．有線でApple carplayで接続すれば表示されますが，毎回ケーブルを繋げるのは正直面倒ですね・・・．CLA200dであればAmazon musicやSpotifyなどでも全く問題なくアーティスト名，曲名表示を行ってくれます．
Apple CarplayのときはiPhoneの発熱が気になる
以上の点を考慮し，ロングドライブなどの際に快適に音楽を楽しむにはApple Carplayで運用することが最善手となります．しかし，Carplay接続中はiPnoneが結構発熱します．夏場は高熱になり音楽再生がストップしてしまうこともあります・・・．この点についてはもう少し検証してから再度，本コラムでも記載したいと思います．
まとめ・・・
結局のところ，メルセデスのMBUXはスマホとの親和性が非常に高いと改めて驚かされました．CLA200dを購入した時は初輸入車であり，インフォテインメント面での期待はあまりしていなかったのですが，予想よりも使いやすいUIであり，今では国産車以上に便利だと感じてしまっています．一方，DS3クロスバックは正直，ナビやスマホ連携の面ではメルセデスより遥かに劣っています．国内への導入台数も少なく，インフォテインメントシステムの開発やローカライズにコストをかけられないという事情があるのだと思いますが，なかなかに辛い使い心地です．ボタン類の反応ももっさりしており，インフォテインメントシステムの近代化は急務だと思います．車の走りや運転支援システムについては全く不満はないので，インフォテインメントシステムの使い心地さえ改善すればより多くの人に勧められる車になると強く感じています．
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