私のCLA200dにはダイレクトステアリングが搭載されています.
ダイレクトステアリングとは舵角に応じてステアリングのギヤ比を変える機構です.舵角が小さいときは切れ角が穏やかに動き,舵角が大きくなるにつれてタイヤの切れ角の動きがより大きくなるというものです.
詳細は下記記事をご参照ください.
そんなダイレクトステアリング機能ですが,CLAには全車標準装備ですが,クラスによっては標準装備ではないのです.
今回は新世代Aクラスファミリーにおけるダイレクトステアリングの搭載状況を考察してみたいと思います.
Aクラス・Aクラスセダン
Aクラス・Aクラスセダンについては新しく設定されたA250eを除き,全車標準装備となっています.
Bクラス
標準搭載ではなく,AMGラインのオプションに含まれます.
CLAクーペ/シューティングブレーク
全車標準装備となります.
GLA
標準搭載ではなく,AMGラインのオプションに含まれます.
GLB
標準搭載ではなく,AMGラインのオプションにも含まれません.現在はGLA35AMGのみに標準装備されています.
以上のようにモデルによって様々です.ベーシックなAクラスには標準装備なのに,Bクラス,GLA,GLBは標準装備でないという点も意外です.
おそらく背の高いモデルではややピーキーなハンドリングになる可能性があるため,設定をオプション扱いにしたのかもしれません.
私は以前,BクラスのAMGラインなしの代車に乗ったことがありますが,CLAと比較してかなりステアリングがスローな印象になり,まったりとした乗り心地でした.(BクラスではAMGラインはスポーツコンフォートサスペンション,AMGラインなしはコンフォートサスペンションと設定が異なることも影響しているのかもしれません.)
そして,ダイレクトステアリングの価格ですが,ほぼ0円と考えて良いようです.
GLAのAMGラインにはダイレクトステアリングおよびスポーツサスペンションへの変更が含まれ,GLBのAMGラインにはこれらは含まれていませんが,GLA,GLBともにAMGラインのオプション価格は283000円で同一です・・・.
そんなにコストがかかる機構ではないようですね.
スポーティーなハンドリングを好む方はダイレクトステアリング搭載モデルをチョイスすることをお勧めします.
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