私はCLA200dを購入してまもなく4年になります.
人生初のデュアルクラッチトランスミッション(DCT)搭載車であり,違和感はどうかなど不安もありました.
確かに納車直後はギクシャク感を感じる瞬間もたまにありましたが,最近は普段の道を普通に走行している分には違和感はほとんど感じません.
むしろトランスミッションの存在感はかなり薄いです.
ドライバー本人の加減速技術が慣れたことと,変速プログラムの学習が進んだことの合わせ技なのかもしれませんが,良くも悪くも極めて普通です.
最近,こんな記事を見つけました.
スープラなどのチーフエンジニアを歴任された多田哲哉氏による解説です.
一時期はDCTがもてはやされましたが,昨今は人気に陰りが出てきているとのことです.
トルコンATのロックアップ制御が進化しており,変速スピードもDCTに近いものが登場してきているということも原因です.
そして,驚いたのですがDCTについては敢えてガツンとダイレクトに繋げた方が機械的にも摩耗などのダメージが大幅に減るということです.
CLA200dのDCTは変速ショックを軽減するためか,街乗り領域での変速スピードはトルコンATかと思うようなゆっくりとした感じです.
快適は快適なのですが,DCT特有のシャキシャキした変速の小気味よさは今ひとつです.
これはトランスミッションの保護も考えてのことかと思っていましたが,実はそうでもないようですね.
私のCLAはまもなく4年で3万キロ以上走破しましたが,DCTの劣化は今のところ感じられません.
ただ,一般にトルコンATよりも耐久性に難があると言われるDCTなので,今後については一抹の不安が拭えませんね.
CLA200dのDCTは湿式なので,以前フォルクスワーゲンで耐久性の問題が表面化した乾式DCTよりは長寿命であると期待したいところです.
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