【メルセデス・ベンツ】CLA200d DCTのダイレクト感とギクシャク感のジレンマ【良くも悪くも・・・】

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 今日はCLA200dのディーゼルエンジンおよび8G-DCTの特性について書きたいと思います.

 DCTはダイレクト感に優れるトランスミッションであり,最大トルク320Nmの大トルクを発生するOM654q型2Lディーゼルエンジンと組み合わされることにより,気持ちの良い加速を実現しています.

 特に,20km/hから70km/hあたりでの中間加速時にはまるでアクセルペダルとエンジンが直結しているかのようなレスポンスのいいダイレクト感満載の加速をしてくれます.

 確かにキックダウンが生じた時はトルクが一気に高まるので急に加速度が強くなり,速度コントロールが逆にやりにくくなるシーンもありますが,キックダウンをしないような穏やかなアクセルの踏み込みでも期待以上に気持ちよく思いのままに加速してくれます.

 それ以上の高速域ではキックダウン時の違和感も少なく,力不足感を全く感じさせないハイスピード巡航を行うことができます.

 一般にDCTは変速時にギクシャクしがちと言われていますが,CLA200dに関していえは加速時には全くもってスムーズに変速が行われます.トルコンの8速ATを搭載するDS3クロスバックでは発進加速後の変速時の息継ぎ感,失速感が目立ちましたが,CLA200dは全く不満はありません.

 一方,減速時についてはアクセル操作に注意しなければ,前につんのめるような挙動を示すことがあります.

 加速しようと思ったのに信号が赤になり,急にブレーキペダルを戻すようなシーンなどが該当します.特に20-40km/h前後の低速走行時(2速〜3速あたり)にはアクセルペダルを一気に戻してしまうと強力なエンジンブレーキがかかってしまい不快な減速になります.

 また,同様に,20-40km/h程度で走行中に混んでいる隣の車線に割り込む必要が生じたシーンなどでは隣の車線を走行中の車のスピードに合わせてアクセルペダルを急に戻す動作をすることがどうしても増えてしまうので,前につんのめるような動きが出てしまうことがあります.

 優秀なトルコンATであれば急にアクセルペダルを戻した場合はスッと上のギヤにシフトアップしてエンジンブレーキが過度にかからないように制御されると思うのですが,CLA200dのDCTではそこだけがうまくいかないようです.

 日常使用では非常に優秀がトランスミッションであり,急にアクセルペダルを戻すようなシーンはそんなに多くないので気になりませんが,できることなら改善してほしいポイントだと思います.

 

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