現在プレミアムDセグメントでは2021年にフルモデルチェンジしたCクラスがベンチマークとなっています.
大型のセンターディスプレイを備えたSクラス譲りのインテリアは唯一無二の存在感を醸し出しています.
一方,2019年にフルモデルチェンジしたBMW3シリーズが2022年9月にマイナーチェンジを行いました.
エクステリアデザインは?
マイチェン前の3シリーズよりもヘッドライトが薄型になり,かなりスポーティーな印象になりました.
フロントバンパーの造形もNSX Type Sのような雰囲気で非常にカッコイイです.
テールパイプ径も大径化し,スポーティーな雰囲気を際立たせています.
個人的には今回のフェイスリフトは大正解だったように感じます.
Cクラスはあくまで若々しさよりも落ち着いた感じを重視したデザインテイストなので,はっきりと3シリーズとの棲み分けはできそうですね.
インテリアデザインは?
3シリーズ前期型と大きく変更してきたのはメーター,ナビ周りです.12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させた「カーブド ディスプレイ」を採用し,メルセデスのAクラスファミリーのような雰囲気となっています.
Cクラスはメルセデスの最新デザインテイストとして2連ワイドモニターではなく,センターに大型のディスプレイを配置するインテリアに方針転換済みなので,丸かぶりは避けられた印象ですが,メルセデスが2013年のSクラスから採用していた2連ワイドモニターをBMWが後追いしてくるのは意外でしたね・・・.
価格は?
意外と値上げ幅はほとんどありませんでした.
318i M Sportが604万円で前期型と比べて5万円高
320i M Sportが646万円で前期型と比べて4万円高
320d M Sport xDriveに至ってはお値段据え置きの678万円となっています.
CクラスはC180が596万円,C200が667万円,C220dが696万円となっています.
AMGラインのエクステリアにしたい場合はさらに33.7万円追加になります.
コスパはどうか?
上記の価格比較では3シリーズはMスポーツのスポーティーな見た目であの価格です.
Cクラスと比較するとお得感があるように感じてしまいます.
320dに至っては3シリーズは4輪駆動モデルであるにも関わらずFRのC220dよりも18万円安いので,お得感が際立っています.
Cクラスが全車ISG搭載モデルとなっているため,純内燃機関の3シリーズと比較してコストがかかっているのだとは思いますが,故障リスクなども考えると,あえてこのタイミングでBMWの純内燃機関を楽しむという選択も悪くないように思います.
そして,3シリーズは中古車市場での値崩れが大きそうなので,認定中古車を狙うという選択肢も多いにアリだと思います.
コメント