私のCLA200dには10スピーカーのアドバンスドサウンドシステムが搭載されています.
こちらは2021年秋の年次改良で廃止されてしまいましたが,現行CLA発売当初はアドバンスドパッケージに含まれていました.
私は過去にこのシステムの音質についてのレビュー記事を書いていますが,個人的にはセンタースピーカーによる「ボーカルが前から聞こえてくる感覚」が最も大きい恩恵かと感じていました.
しかし,最近,カーオーディオにおけるセンタースピーカーの立ち位置について調べてみたところ,意外と必要性が少ないという意見が多くて驚きました.
もともと,センタースピーカーというのはホームシアターなどでの5.1chサラウンドシステムにおいて,映画のセリフなどの中音域を正面から再生するためのもののようです.
カーオーディオで5.1chサラウンドに対応した映画を再生するシーンは少ないと思われますし,そもそも運転席や助手席に座るとセンタースピーカーは自分の体のセンターに位置しないという点も問題点のようです.
センタースピーカーにこだわるようりもフロントスピーカーを良いものに交換した方がいいという意見も多かったです.
私はオーディオに強いこだわりがあるわけではないのですが.センタースピーカーの有無がCLAの標準6スピーカーとアドバンスドサウンドシステムの10スピーカーシステムの最も大きな違いかと感じていたので,これらの意見は意外でした.
実際,我が家の2号車のDS3クロスバックにはCLAよりもコストのかかったFOCAL Electraの12スピーカーシステムが搭載されていますが,聴き比べてみると明らかにDS3クロスバックの方が精細感のある音色を奏でてくれます.
やはりオーディオメーカーのブランド名を背負ったプレミアムサウンドシステムは高音質ということなのだと思います.(CLAのアドバンスドサウンドシステムはオーディオメーカー名を冠していません・・・.)
海外仕様のCLAにはブルメスターのプレミアムオーディオシステムも設定されているので,こだわる方はこちらを取り寄せて装着するのも選択肢かもしれません.
Amazonではツィーターだけですが,販売されており,音質&見た目の質感向上で評価が高いようです.
コメント